脳と日本人
「脳と日本人」
松岡正剛 /茂木健一郎 2007/12 文藝春秋 単行本 225p
Vol.2 No.576 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
こちらは、松岡オヤブンとの対談。2000/07に行われた対談を受けて、さらに2006/11に再対談したものをもとに「構成」したものだというから、松岡「編集工学」の「作品」とみていいだろう。2000年当時は、オヤブンのほうが圧倒的に存在感を示していただろうが、現在の出版状況では、逆転している可能性あり。「ブーム」に乗っかろうとして、急いでつくられた本、という感じがしないでもない。
しかし、ここまでして「脳と日本人」にこだわることもなさそうなのだが。「クオリア立国論」 と同じく、あまりドメスチックな姿勢を示されると、ちょっと白ける。あまりにコスモポリタンなのも困りものだが、まずは、お仕事や現実的な処理はきちんと終えて、あとはグローバル意識へ「遊び」ましょうという、当ブログの姿勢であってみれば、やっぱり、ここであらためて「日本人」論は聞きたくない。
次回は「脳と地球人」というテーマで対談をお願いします。
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