脳を活かす仕事術
「脳を活かす仕事術」 「わかる」を「できる」に変える
茂木健一郎 2008/09 PHP研究所 単行本 213p
Vol.2 No.575 ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆
一読者としては、このようなハウツー本から入っていくのもいいのだろう。茂木本なり、脳科学本への深い食い込みにはならないだろうが、別に深く食い込みたくないよ、というご仁には、このような本を一冊読んでもらって、わかった気分になってもらうのがよいだろう。
世に、人はパンのみに生きるにあらず、という言葉があるとすれば、詩をつくる余裕があるのなら、田畑を耕せ、というような言葉もあるのだから、理論物理や脳科学ばかりやってないで、なんか商売に役立つこと考えろ、と言われれば、やっぱりこういう本がでてくる意味がある。
「わかる」を「できる」に変える。なんだかいい言葉だな。たしかに、近年業績不振のわが社のことを思えば、ブログがどうしたクオリアがどうしたなんていうより、できる仕事術のひとつも編み出さなくてはならない。しかし、こと仕事の話というなら、最初から、もっと別な実利的な本を読むだろう。私が著者に求めたいのは、やっぱり、仕事術ではなさそうだ。
| 固定リンク
「49)ブッタ達の心理学2.0」カテゴリの記事
- 死ななくてすむ人間関係の作り方(2009.08.17)
- 自分を活かす色、癒す色(2009.07.28)
- 自分力を高める色彩心理レッスン(2009.07.28)
- 色彩心理の世界(2009.07.27)
- ゴーリキー 母(2009.07.25)
コメント