スパイダー・ワールド 賢者の塔
「スパイダー・ワールド」 賢者の塔
コリン・ウィルソン 小森 健太朗 2001/03 新書: 614p
Vol.2 No.610★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
小森健太朗つながりでこの本を手に取ったが、本来であれば、コリン・ウィルソンつながりで読むべき一冊であろう。当ブログにおいては、すでに何冊かウィルソンものを手に取っているが、その厖大に書籍群にくらべれば、ほんの数つまみだけで、リストを作るほどではまったくない。
20世紀のオカルティズム、とくに西洋神秘主義の底流を理解する方法はいくつか想定できるが、その一つは、ナビゲーターとしてコリン・ウィルソンを選ぶことだ。しかし、コリン・ウィルソン自体が密林である。彼を選ぶためのさらに別なナビゲーターが必要となってしまうくらいだ。
であるなら、コリン・ウィルソンに対するナビゲーターとして小森健太朗を選ぶという選択肢もあるのではないだろうか。そう思って改めてこの名前を見てみると、コリン=小森(林なら、もろにコリンだが)と読めないこともない。wellth+son = 健太朗 とさえ読めてくる。小森健太朗は、ペンネームで、実は、その元の名前は、小森が私淑するところのコリン・ウィルソンだったのではないか。まぁ、そんな妄想さえ湧きあがってくる。
今回、この小説は読まない。別な文脈で読むことにしよう。とにかく目の前にあるので、メモだけ残しておく。
| 固定リンク
「47)表現からアートへ」カテゴリの記事
- 村上春樹『1Q84』をどう読むか<2>(2010.01.14)
- 村上春樹の「1Q84」を読み解く<1>(2010.01.05)
- 1Q84 <4>(2010.01.05)
- 1Q84 <3>(2010.01.02)
- 謹賀新年 2010年 元旦(2010.01.01)
コメント