中世思想原典集成3 ディオニュシオス・アレオパギテス<1>
「中世思想原典集成3 」後期ギリシア教父・ビザンティン思想
上智大学中世思想研究所 1994/08 平凡社 単行本 975p
Vol.2 No739★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆
「ディオニュシオス・アレオパギテス」
Osho「私が愛した本」の中の「キリスト教編」の6冊の一冊として「ディオニシオス」があり、そのディオニュシオスについてOshoが講話したのが「Theologia Mystica」であることまでわかった。そして、そのディオニシウスの文献が「キリスト教神秘主義著作集1ギリシア教父の神秘主義」(教文館)と、この「中世思想原典集成3後期ギリシア教父・ビザンティン思想」(平凡社)にあることを、教えてもらった。
思いもよらぬ展開で、さっそく、その2冊を検索してみると、最寄りの2つの図書館に別々に入っていることが分かった。なんともすごい展開だ。このような形で収録されていることは、通常の通りがかりの立場ではなかなか発見できない。感謝。
さて、実際この本を手にとってみると、その分厚さに驚く。内容もなかなか難しそう。編集も「上智大学中世思想研究所」となっている。生半可なことなことを語っていたら、ひどい反撃を食いそうだ(笑)。ここは心して歩をすすめなくてはならない。
それでも、目指すディオニュシオス・アレオパギテスの「天上位階論」、「神秘神学」、「書簡集」についての訳は、全部で180ページほどで、それほど長文ではない。章立てもそれほど長くもなく、読んで読めないこともなさそうだ。
しかし、その意味は・・・・・。まずはともあれ、ページをめくってみることにしよう。
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