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2009/07/21

Let go!<5>

<4>よりつづく 

Let_go
「Let go!」 Theory and practice of detachment according Translated to zen. <5>
Hubert Benoit (著) 1977/02 ペーパーバック 出版社: Red Wheel/Weiser  277p 言語 英語

 THE ILLUSORY "ENIGMA" OF DEATH

We are going to examine now the structure of the human being in its totality and we will help ourselves in doing so by certain reflections on  the illusory 'enigma' of death.p154

 さぁ、この三連休を使って、図書館でゆっくり涼むぞ、という目論見は、見事にはずれた。なんと、夏休みの子供たちで机もイスも占領されていた。アチチ、そこまで計算していなかった。子供ばかりか、大人も結構いる。

 ユーベル・ブノアの「Let Go !」も結構あちこちペラペラめくってみて、その感触はつかめた。まぁ、この程度だろう。そろそろ目先を変えてもいいかもしれない。

 同時期に読んだThree Pillars of ZenZen Buddhism、あるいはThe Way of ZenZen Flesh, Zen Bonesと一緒においてみると、この「Let Go !」は、それなりに独特だ。他の本が、日本の文化や、禅の一般的な歴史、あるいは東洋史の一般的な流れを西欧人に分かりやすい形で紹介するというスタイルに対して、この本は、もっと思索的で内省的だ。ただしい表現ではないだろうが、より哲学的、ということもできる。

 ユーベル・ブノアについては、前著「The supreme doctrine : psychological studies in Zen thought」は未読である。リクエストはしているが、いつ読めるようになるかはいまだ未定。この本を読まないうちは即断できないが、やはり西欧禅の理解の中では一種独特な高潔な雰囲気を持っているような気がする。それにしてもD.T.Suzukiの存在感は大きく、もし西欧的禅を理解するなら、鈴木大拙の一連の仕事もいずれ概観しなくてはならない。

 当ブログの読書漫遊も、「私が愛した本」その1乙のリストで言えば、残すところ3冊となった。3冊とも重要な本ではあるが、入手に時間がかかりそうなので、そろそろ、次のページに移ろうと思う。

 しかし、せっかくZenシリーズに戻ってきたのだから、Osho最後の講話録・ZENシリーズ(未確認版)」を再読することも必要かな、と思い始めた。順序よく最初から読むのもよし、いつものさみだれ式に読むのもよし、いずれは読みなおさなければならないシリーズだ。

 「私が愛した本」は1981年の段階のOshoだが、 Zenシリーズは88~89年のOshoだ。部分的に読み比べてみても、大きな違いがすぐ見つかる。ましてや、さまざまな局面を見せたOshoのこと、後からのもののほうがより直接的な言及になっていることが多い。

 なにはともあれ、一筋縄ではいかなかった「Let Go!」だが、それでもなおここは一言で終わっておこう。

Let Go !

 

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