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2009/07/08

Zen Flesh, Zen Bones<2>

<1>よりつづく

Zen_flesh
「Zen Flesh, Zen Bones」 : A Collection of Zen & Pre-Zen Writings<2>
by
Paul Reps (1959) 
Publisher: Charles E. Tuttle Company  Hardcover p211

 この本、コンパクトでありなおかつ、小さな禅ストーリーに満ちているので、読みやすくお手軽に考えていたが、いざ読み始めてみれば、やはりそうではない。この感覚は「ナスレッディン・ホジャ物語」に通じるところさえある。

 Theching the Ultimate

In early time in Japan, bamboo-and-paper lanterns were used with candle inside. A blind man, visiting a friend one night, was offered a lantern to carry home with him.
"I know you do not need a lantern to find your way," his friend replied, "but if you don't have one, someone else may ran into you. So you must take it."
The blind man started off with the lantern and before he had walked very far someone ran squarely into him. "Look out where you are going !" he exclamed to the stranger.
"Can't you see this lantern ? "
"Your candle has burned out , brother," replied the stranger. 
p104

4部構成になっており、1部の101の禅話については知っているものもあり、初めて聞くものもあり、別な表現になっているものもあり、いずれも面白い。どこかにPeach Boyとかいう表現があったが、あれは桃太郎のことであっただろうか。それとも他の意味もかけてあるのか、いずれ日本文化を逆照射してみてみると、また新鮮なものである。bamboo-and-paper lanterns were used with candle insideとはなんとも不思議な感覚だ。日本語なら提灯、とこれ以上の説明はなにもない。

 第3部の十牛図は、この本においても素晴らしい。この廓庵禅師の十牛図は、プーナのアシュラムの中にも大きく描かれていて、あっけにとられて眺め続けたこともある。「究極の旅」のテーマでもあり、この本にも実にマッチしている。

 第4部の「ビギャーナ・バイラヴァ・タントラ」の112のスートラについては、いずれOshoの引用文とつきあわせて読み比べても面白いかもしれない。しかしまた、「禅肉、禅骨」という本のなかに、このタントラの経文を忍び込ませたポール・レップスという人のセンスとユーモアも特筆すべきものだ。

 残った第3部「The Gateless Gate」についてはいま読んでいるところだが、いわゆる「無門関」の49の公案ガ英文で紹介されている。一通り目を通してすみような部分ではないが、いずれ、他の日本語文献とも見比べながら、英文特有の表現の味わいも確かめてみたいものである。

<3>につづく

 

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