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2009/08/01

中世思想原典集成3 ディオニュシオス・アレオパギテス<2>

<1>よりつづく

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「中世思想原典集成3 」後期ギリシア教父・ビザンティン思想<2>
上智大学中世思想研究所 1994/08 平凡社 単行本 975p

「ディオニュシオス・アレオパギテス」

存在を超え、
神を超え、
善を超えている、
三一なるものよ

神としての知恵によって
キリスト教徒を指揮する者よ
神秘なる言葉の、
不可知をも超え、
光も超えた、
このうえない最高の頂へ
われらを導き給え

そこでは
純一なる、
絶対的なる、
不変なる、
神学の神秘が
隠れた神秘なる沈黙の、
光を超えた
闇に隠れていて

このうえない暗闇で
このうえなく光を超えているものを
輝くことを超えて輝かせ
触れることも
見ることも
まったくできないところで
目の見えなくなった知性を
美しさをこえている美しさで
充たすことを超えて充たす
   p447「神秘神学」第1章「神の闇とはどのようなものか。」

 「ギリシア教父の神秘主義」で引用した部分と同じ内容の文章だが、こちらは、より詩文的で、より読みやすく、イメージしやすい。まるで、「般若心経」か「「マハムドラーの詩」を聞いているようだ。

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