« 石原慎太郎よ、退場せよ! | トップページ | 終身刑の死角 »

2009/10/17

心を生みだす脳のシステム 「私」というミステリー <1>

心を生みだす脳のシステム
「心を生みだす脳のシステム」 「私」というミステリー <1>
茂木健一郎 2001/12 日本放送出版協会 全集・双書 277p
Vol.2 No785 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆

 当ブログ<2.0>も闇雲に再スタートを切ってから、すでに半年が経過した。ブログ・サービスの違いもあり、勝手が違うこともいろいろあったが、まずはそれなりに進んできていると言える。カテゴリも決めずに進んできたが、ここに来て、過去にさかのぼって、カテゴリ別に整理してみると、すでに108に達している分野は二つに達していた。

 科学、芸術、意識を三本柱として、「クラウド・コンピューティング」「ブッタ達の心理学」「意識とは何か」のカテゴリに分類してみると、すでに二つがそれぞれ108エントリーで満杯。新たなるカテゴリ名を必要としていた。

 そこで、「意識とは何か」の後継カテゴリとして「私は誰か」をスタートすることにする。こちらは当ブログのメインテーマではあるのだが、どうもブログとしてはいまいち適合性が低いように思う。テーマとしても、決してお手軽とは言えない。しかし、メインはここだ。

 カテゴリー「クラウド・コンピューティング」は必ずしも「クラウド」にこだわるつもりはないのだが、IT関連で一番目新しそうなネーミングなので、この名前のもとに、最近の技術的なコンテナ的部分をまとめておこうと思う。しかし、当ブログは、一般的なITユーザー以上の見識もないし、大きくここから展開していく可能性はない。しかし、最新の技術革新には、つかず離れず、のんびりと当ブログなりに咀嚼していくカテゴリとなろう。

 カテゴリー「ブッタ達の心理学」はコンテンツの部分だが、ここは、当面「地球人として生きる」「表現からアートへ」という二つのカテゴリに分けて分類していくことにする。既知と不可知の間にある、このエリアの本が一番多く、なんでも書きやすい、ということがあるが、あんまりつきあい過ぎると煩雑になって収拾がつかなくなる場合もある。それはそれとして、その時に修正していくことにしよう。

 さて、「私は誰か」としての一冊目はこの「心を生み出す脳のシステム」が一冊目となる。すでにおっとり刀で茂木健一郎追っかけを始めては見たが、いまいち納得がいっていない。とくに最近の「脳」ブームとやらの中に組み込まれてしまった茂木の本には、特に光ったものは感じない。むしろ、2000年前後にまじめな(?)な研究者としての茂木が、落ち着いて発表した本の方がなかなか面白い。

 2003年に出た「意識とは何か」ブック・ガイドに従って読書をすすめて見ようと思ったが、なかなか進まなかった。それでも、なんとか今回、この本をきっかけとして、またふたたび軌道修正をしようと試みるものである。

<2>につづく

|

« 石原慎太郎よ、退場せよ! | トップページ | 終身刑の死角 »

44)私は誰か」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 心を生みだす脳のシステム 「私」というミステリー <1>:

« 石原慎太郎よ、退場せよ! | トップページ | 終身刑の死角 »