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2009/11/19

いつまでもデブと思うなよ<2>

<1>よりつづく
いつまでもデブと思うなよ
「いつまでもデブと思うなよ」 <2>
岡田斗司夫 2007/08 新潮社 新書 223p

 出版当時に書店で立ち読みし、先日、図書館から借りだして一通り目を通したはずなのに、なぜかまた読みたくなった。なかなかこのタイトルに惹かれるところが多いようだ。それほど深い内容があるとは思えないのだが、著者の体験談でもあり、また劇的なダイエット効果でもあったから、印象が強いのだろう。一年間でえ50万部を超えるベストセラーになったのも分かるような気がする。

 ざっと目を通してみれば、他のダイエット本と特段に大きく変わっているわけではない。食事に注意して、運動をする、基本はここに戻るのだが、「脱デブ」を読んだかぎり一年後にもリバウンドしていないようだから、さらにその後の一年後である現在でも、快調に「軌道」に乗っているはずである。

 この本を再読したくなったのは、内容はすでに十分に把握しているのだが、細かい数値などをもう一度確認したくなったからだった。摂取カロリーとか日数とか、細かいところはメモしておかないと忘れてしまう。いや最初から細かいところは読んでない。

 でも、ちょっと違うかも知れない。読みたくなった理由は、ボディとマインド、脳と身体、仮想世界、スピリチュアリティ、などが、いくつか並立している当ブログにとって、極めて象徴的な部分をこの本が代表しているのではないか、と直感したからだった。

 「脳はなにかと言い訳する」「こころで体の声を聴く」「魂の科学」「仮想社会ロードマップ」「一人でもできるリハビリテーション」「目からウロコのマラソン完走新常識」「オバマの仮面を剥ぐ」「ネイティブアメリカンの美味しい生活」などの雑多な本を並べながら、この中にこの「いつまでもデブと思うなよ」を置いてみる。

 この雑然性は、まさに当ブログの雑然性の発露であるが、これらの本のなかにあって、この「デブ」本の、親近性、意外性、具体性、実利性、現代性、趣味性などなど、侮れない魅力が満載されているように思われる。ベストセラーになるにはその理由があるはずだ。なにか分からないプラスαの魅力がこの本にはある。

 先日、物置を片付けていて、古いゴルフバックがでてきたものだから、ちょっといたずらに1番ウッドをフルスイングしたら、お見事、腰を痛めてしまった。イテテテ・・・。現在、整骨院に通院中。そんな弱気な自分を奮い立たせるために、この本が恋しくなったのだろうか。食事も運動も筋トレも必要だが、ストレッチも大事だと、痛感している今日この頃。

<3>につづく

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