こころでからだの声を聴く<15>
「こころでからだの声を聴く」<15> ボディ・マインド・バランシング
OSHO /マ・アナンド・ムグダ 2007/11 市民出版社 単行本 247p 附属資料:CD1 目次
1、腹部の緊張
質問:しばしば腹部に岩のような感覚があります。
どうしたら、やわらげることができるでしょう?
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人々の大半は、腹部の岩のような感じに苦しんでいる。それは、ありとあらゆる病気----身体的、精神的な病気の両方の原因だ。なぜなら腹部は、あなたの心理と生理が出会う中枢だからだ。それは臍で出会う。臍は心理と生理がつながるポイントだ。だから、臍のまわりの筋肉が岩のようになると、あなたはひどく分断される。マインドと身体は分離し、そして掛け橋のない、ほとんどふたつの物体となる。
だからたまに、あなたはマインドだけが望み、身体は望みもしないようなことをしてしまう。たとえば、あなたは食べる。お腹を空かせていなくても食べ続ける。それはマインドが楽しんでいるからだ。身体がどう感じているのか、マインドは知らない。なぜなら、その感覚は切り離されていて、掛け橋がないからだ。
ときにトランプやテレビに熱中しすぎて、身体が空腹なのに気づかないこともある。こうした場合、人は決して交わることのない2本の平行線のままだ。それは精神分裂病だ。どこかしら精神分裂病的でない人を見つけるのは非常に稀だ。だが、ある症状が常に存在する----腹部が岩のようになっている。
そこで、まず深く息を吐くことを初めるといい。深く息を吐くと、自然と胃が押し下げられる。そうしたらリラックスして、空気が流れ込むままにする。深く息を吐くと、空気はとても勢いよく流れ込んでくる。まるでハンマーで叩くように----それは、腹部のまわりが岩のように構成されたものを打ち砕く。これが第一のステップだ。
第二のステップ----朝、排便が済んで腹部が空っぽのとき、乾いたタオルで腹部をこすり、腹部をマッサージする。右下から始めて1周する。逆ではない。3、4分マッサージしなさい。それも腹部がリラックスするのを助ける。
そして第三のステップ----いつでもいいからできるときに、すこしランニングしなさい。ランニングはとてもいい----ジョギング、ランニング。これら三つのことをやってごらん。すると1ヶ月もしないうちに岩は消えるだろう。 OSHO p101~102
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