オバマの仮面を剥ぐ 「チェンジ」は口先だけ、ウォール街の代理人はなにを企んでいるのか?
「オバマの仮面を剥ぐ」 「チェンジ」は口先だけ、ウォール街の代理人はなにを企んでいるのか?
浜田和幸 2009/06出版社光文社 単行本 227p
Vol.2 No843 ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆
オバマ関連本は、さまざまあるので、当ブログでも10数冊読んできたが、その中でも、どういうわけか「オバマは何を変えるか」へのアクセスが集中している。これはグーグルの検索の上位にランクされているからだろうという推測がつくが、それにしても、あまりに大きな偏りがある。他にもいろいろあるのに。
たとえば、この本のようなタイトルはどのように読まれるのだろう。トンデモ本や陰謀論は、関心ないわけではないが、当ブログの材料としてはあまり歓迎していない。その真偽を確かめるほどの情報もなければ、それだけの情熱があるわけでもない。
だが、一方的な提灯記事ばっかり読んでいては理解も薄いものになってしまう。ましてや、このような強大な権力者に対しては、強力な批判勢力がなければ暴走してしまう可能性は常にあるので、必要な存在ということであろう。
さて、この本は、正統な批判本になりえているのかどうかは微妙な感じがする。著者には他の本もあるようだ。この本はオバマ関連だったのでめくることになったが、他の本はあまり当ブログには登場しないだろう。
AIGとゴールドマンサックスの関係とか、オバマはホントにハワイで生まれたのかなど、大きなスキャンダルになりかねないテーマもあるし、グリーン・ニューディール政策の疑問などもあるが、読んでいて、楽しくなく、どうもますます寒々してくる。
この本の存在は必要ないとは思わないが、この本だけではどうもつまらない。他の含めた全体的な話題の中で、リトマス試験紙として使ってみるものいいかな、という程度。あまり長く手元に置いてはおきたくない一冊。
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