アッシジのフランチェスコ ヘッセ
「ヘルマン・ヘッセ全集(第2巻)」 青春時代の作品 2
ヘルマン・ヘッセ /日本ヘルマン・ヘッセ友の会・研究会 2007/02 臨川書店 全集・双書 325p
Vol.2 No875★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
「アッシジのフランチェスコ」
ふと気がついてみれば、いつの間にやら、傍らのマガジンラックが、図書館から借りだしてきたヘッセ全集で満杯になっていた。いくらなんでも、これを一気には読めないが、まずはおおよそのところには目を通した。あとは頃合いを見て、また少しづつ再読する時期を待つとしよう。
第二巻には、美しい小説「アッシジのフランチェスコ」1904年が収録されている。全集第十一巻には「アッシジの聖フランチェスコの幼年時代」1918年という作品が収録されているので、その関連を探りながら、この間の、ヘッセの心境の経過を感じるのもいいかもしれない。
1904年に出版されたこの小説に対する書評は一貫して好評で、ヘッセの文名を高めるの寄与したが、じきにヘッセ自身が内容に満足できなくなり、1905年以降再版させなかった、p325「解説」、ということである。
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