「人生という名の劇場」加藤和彦の死をめぐって きたやまおさむ
「加藤和彦ラスト・メッセージ」
加藤和彦 /松木直也 2009/12 文藝春秋 単行本 188p
Vol.2 No901★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆
きたやまおさむが「『人生という名の劇場』~加藤和彦の死をめぐって」、という文章を精神科医・作詞家として巻頭に贈っている。もとは産経新聞09/10/26に掲載された文章で、ネットで全文が読める。
もうここまで読み込めば、あとは特にメモしておくことは残り少ない。やっぱり、私は「人生は劇場」ではない、と思う。
すぐに整備屋に持って行って、僕は眺めたり、掃除したり、ミカが運転したりしていたよ。そのロールスは、5~6年乗ったんじゃないかな。それから違うロールスからベントレーを行き来して、十数台は乗っているんじゃないかな。昔から好きなんだよね、ロールスやベントレーは。今だに乗っているけどね。 p125
ミニは、昔のミニはそのままは乗れないんで、やっぱり修理とか大変だからさ。で、今のBMミニじゃなくてね。昔のローバーのときのミニのほとんど最終型を買って、部品だけを全部古いミニに改造してあるっていう(笑)。 p126
「もうミニを持っているなら、セカンドカーはロールスロイスがいいだろう」ってことだよね。追悼として、一曲贈りたい。それは残念ながら加藤+北山の曲ではない。早川義夫 「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」1969年 から、「もてないおとこたちのうた」。
冥福を祈ります。 合掌
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コメント
偶然つけたテレビ番組「熱中世代」に北山修が出演していた。当然、加藤和彦の話題もでてきた。この二人の関係は、見る限り、やはり、当ブログの見立てが、まったく間違っていた、とは言えないようだ。
だろうな、と思う。
実に、原寸大の自分を生きるのが、やっぱり一番だよね。
投稿: bhavesh | 2014/02/24 22:47