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2010/02/15

秘教の心理学<6>

<5>よりつづく

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「秘教の心理学」<6>
OSHO /スワミ・プレム・ヴィシュダ 1994/09 瞑想社 /めるくまーる 単行本 317p

 こうした言葉は翻訳できるが、それが可能なのは、あなたが探していないような情報源からだ。表層意識を超えた探求に関する限り、ユングのほうがフロイトよりもましだった。だがユングも出発点にすぎない。

 シュタイナーの人智学や、あるいは神智学の著作---ブラヴァッキー夫人の「シークレット・ドクトリン」「ベールを脱いだイシス」やその他の著作、アニー・ベサントやリードピーターやオルコット大佐の著作---こうしたものから、それらが意味するものの一瞥をさらに得ることができる。

 薔薇十次会の教義からも一瞥を得ることができる。キリストが秘儀を授かった錬金術の同胞集団であるエッセネ派の秘密文書をはじめ、偉大なる錬金術の伝統も西洋には存在する。

 さらに最近では、グルジェフとウスペンスキーが助けになる。だから断片的になにかを見いだすことはできるし、こうした断片を集めることはできる。OSHO p148

 さて、この手の周辺を個人の読書ブログが、いい加減な酩酊気分でうろちょろ徘徊するのは、本当は危険なことだ。できれば、敬して遠ざかっていたほうがいいに決まっている。それでも確かに魅力ある領域ではある。

 この辺の文書はあるところに行けばごっそりとあるのだが、ごっそりあればあるほど、逆に押しつぶされることになることもある。だから、今のところは、公立図書館の開架棚にある程度の文書に目を通す程度で、お茶を濁しておくにこしたことはない。

<7>につづく

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