Haruki Murakami What I Talk About When I Talk About Running
走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている。いろんなかたちの、いろんな大きさの雲。それらはやってきて、過ぎ去っていく。でも空は空のままだ。雲はただの過客(ゲスト)に過ぎない。それは通り過ぎて消えていくものだ。そして空だけが残る。空とは、存在すると同時に存在しないものだ。実体であると同時に実体でないものだ。僕らはそのような茫然とした容物(いれもの)の存在する様子を、ただあるがままに受け入れ、呑み込んでいくしかない。「走ることについて語るときに僕の語ること」p32
What I Talk About When I Talk About Running
Haruki Murakami (Author), Philip Gabriel (Translator) Hardcover: 175 pages Publisher: Knopf; Fourth printing edition (July 29, 2008) Language: English
Vol.2 969★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
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