ヴィヴェク・チュダマニ シャンカラチャリア OSHO「私が愛した本」 <47>
<46>からつづく
「私が愛した本」 <47>
OSHO /スワミ・パリトーショ 1992/12 和尚エンタープライズジャパン 単行本 269p
「ヴィヴェク・チュダマニ」シャンカラチャリア
10番目。私はいつもシャンカラチャリアについて話したいと思っていた。現在のではなく、初代の、本当のシャンカラチャリア、元祖シャンカラチャリアだ。私は、彼の有名な本「ヴィヴェク・チュダマニ---(「覚醒の峰の宝石」)」について話そうと決めたことがある。最後の最後になって、知っての通り私は狂人だから、最後の土壇場になって、私はそれについて話さないことにした。理由は単純だった。この本は、愛よりも論理に傾いた本だ。だから私は、その論理で苦しむことになるはずだった。
それは小さな本ではない。大きな本だ。私は、8ケ月間、休まずにそれについて話すことになっていた。それは長い旅になっていたことだろう。だから中止した方がよかった。そこで私はそれについては話さないことに決めた。だが、今数えあげている偉大な書物の中には入れておかねばならない。
このシャンカラチャリアによる「ヴィヴェク・チュダマニ」にはむろん、そこここにダイヤモンドや、花や、星がある。だがその間にはバラモンのがらくたがあまりにもたくさん、うず高く混ざっていて、私にはとても我慢できない。だがその本は偉大だ。ただ石や泥がまわりに多すぎるからというだけで、ダイヤモンドの鉱山を放棄するわけにはいかない。OSHO「私が愛した本」p66
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