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2010/03/14

神が語る メハー・ババ OSHO「私が愛した本」 <55>

<54>からつづく    
Photo  
「私が愛した本」 <55>
OSHO /スワミ・パリトーショ 1992/12 和尚エンタープライズジャパン 単行本 269p

「神が語る」メハー・ババ

 7番目はジュナイドなら愛したはずの男、メハー・ババによる本だ。彼は30年間、沈黙していた。これほど長く沈黙していた者は誰もいない。マハヴィーラは12年間沈黙していたに過ぎない。それが記録だった。メハー・ババはあらゆる記録を破った・・・・30年間の沈黙だ! 彼は私が話す時にそうするように、手で身振りをした。なぜなら身振りによってしか表わせないことがいくつかあるからだ。

 メハー・ババは言葉を捨てた。しかし身振りを捨てることはできなかった。彼が身振りまで捨てなかったのは、私たちにとって幸運なことだ。彼といっしょに暮した身近な者たちがその身振りの言葉を記録し始めた。そしてメハー・ババの30年間の沈黙の後に出版された本のタイトルは、かくあるべき奇妙なタイトルだった。その本のタイトルは「神が語る」だ。

 メハー・ババは沈黙に生き、そして沈黙のうちに死んだ。彼は一度も話さなかったが、彼の沈黙はそれ自体彼の言明、彼の歌だった。だからその歌を「神が語る」と題したのもさして不思議ではない。

 「花は話さない・・・」と言っている禅の本がある。それは間違っている。まったく間違っている。花も話す。もちろん、それは、英語や日本語やサンスクリット語では話さない。それが話すのは花の言葉だ。花は芳香で話す。芳香に対してアレルギーのある私にはそれがよくわかる。私には何マイルも離れた所から花が話しているのが聞こえる。だから、私がこれを言っているのは自分の経験からだ。

 これは比喩ではない。もう一度言う。花も話す。だがその言葉は花の言葉だ。「神が語る」とは、それがいかに奇妙にひびこうとも、メハー・ババについては真実だ。彼はまったく口をきくことなく話した。 OSHO「私が愛した本 p114

<56>につづく

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コメント

philosophia prennisの洋書を検索していてヒットしました。和尚のお父さんからお金をもらって本を買う話の映像が見れて感動です。ありがとう。
やはり、生和尚が一番ですね。生き返りました。

投稿: tejas | 2011/03/27 00:38

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