インドの心 ムーアヘッド&ラダクリシュナン OSHO「私が愛した本」<57>
<56>からつづく
「私が愛した本」 <57>
OSHO /スワミ・パリトーショ 1992/12 和尚エンタープライズジャパン 単行本 269p
「インドの心」ムーアヘッド&ラダクリシュナン
6番目。ムーアヘッドとラダクリシュナンによる「インドの心」だ。ムーアヘッドもラダクリシュナンも、インドのことなど何も知らない。だが不思議にもこのふたりは、まさにインドの遺産をすべて代表するような美しい本を書いた。ただその頂上だけは欠けている。まるでブルドーザーがヒマラヤのすべての頂上を均し尽くして平野にしてしまったかのようだ。そうだ、このふたりがやったのはブルドーザーの仕事だ。もしインドの精神を知っている者があれば---私はそれを「心(マインド)」とは呼べない---その本のタイトルは「インドの無心(ノーマインド)」となるべきだ。
だが、この本が、インドの最高の高みを代表していないとはいえ、それはなお最底辺を代表してはいる。そして最底辺こそが、多数、99.9パーセントだ。だから実際、この本はほとんどインドのすべてを代表している。それは美しく書かれてはいるが、単なる推測にすぎない。ひとりはイギリス人であり、もうひとりはインド人の政治家だ・・・大した組み合わせだ! そしてふたりしてこの「インドの心」という本を書いた。OSHO「私が愛した本」 p158
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