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2010/03/15

転生者オンム・セティと古代エジプトの謎

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「転生者オンム・セティと古代エジプトの謎」 3000年前の記憶をもった考古学者がいた!
ハニー・エル・ゼイニ /キャサリン・ディーズ 2008/10 学研マーケティング 単行本 363p
Vol.2 No.998★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆(残り26冊)

 インドのブッタ達の深遠なる神秘の世界に対応し得るヴォリューム感のある世界というと、そのひとつには、エジプトの遺跡であり、スフィンクスや一連の建造物、そしてその絵文字ヒエログリフがもたらす古代文明の神秘がある。この古代エジプトの謎は、いまだかつて人類が解くことのできないでいる世界の不思議の一つである。

 当ブログは、スタート当初、こちらのほうにも強い関心があったが、途中からしだいしだいに足が遠のいてしまった。その当時の読書歴は「アガルタ探検隊必携本をさがせ」というリストに残っている。しかし、当ブログのこのジャンルに対する追っかけは、決して十分なものではない。チャンスがあれば、こちらの探検を再開したい。(所詮、図書館からエジプト本を山と借りてきて、休みの日に、寝っ転がって何冊も読んでみたいな、という域にとどまるのだが・・・汗)

 なぜ、この領域に入り込んで行かなかったかというと、いくつかの理由がある。

1)他にもいろいろ面白いことがたくさんあり、先にかたづけなくてはならないことがいろいろあったこと。

2)ネット上の読書ブログとして、あんまり無知なことばっかりさらけ出し続けるのも格好わるいな、と思ったこと。

3)そして、全体の中で、他の部分とのつながりがいまいち悪い、ということ。

4)つまり、よき導き手となる本とで出会わなかったこと。積極的に探さなかったとも言える。

5)この領域は、科学なのかフィクションなのか、インスピレーションなのか、判然としなくなり、一重に、ひとつバランスを崩すと、トンデモないことになる可能性があること。

6)いつかは行きたいと思ってはいるが、エジプトの、ピラミッド、という存在が、結局は、自分の中での想像的な存在でしかないこと。たとえば、インドのタジマハールやガンジス川などは一度足を向けているから、それなりのリアリティを持つことができるのだが、今生において、私がピラミッドの地を踏むチャンスは来るだろうか。

7)いずれ、そのチャンスが来るだろう、という予感。

 心理学を新しい科学と呼ぶこともあるが、見当はずれもはなはだしい。心理学はおそらく最古の科学だろう。だが不幸にも、そのもっとも本質的な特徴が忘れ去られた科学になってしまったようだ。ウスペンスキー「人間に可能な進化の心理学」p11

 とウスペンスキーが語る時、逆推すると、私たちは、古代エジプトのピラミッドやスフィンクスの、その姿に見とれるのではなく、本来の、本質的な「心理学」の、ほんとうの姿を、このエジプト文明の中にも探すことが可能なのだということだ。いや、これこそが、ピラミッドが作られた理由であり、また、この21世紀にまで残されている理由なはずなのである。

 この本にでてくる「オンム・セティ」は過去世の記憶を持っていたという。その真偽や、表現の仕方を、今ここで語ることの意味はない。ただ、そのように生きた、ひとりの現代女性がいた、ということは記憶しておく必要がある。

 彼女については、他に「転生--古代エジプトから甦った女考古学者」(新潮社2007)がある。転生、というテーマなら、実は、当ブログもいろいろ隠し味でいろいろ書いている。それらがメインストリートになることはないが、ひとりの瞑想者としてなら、旅の道々におけるエピソードのひとつやふたつは、誰にでもあるはずである。

 Oshoには700年前のチベットにおける何事かがあっただろうし、「自由へのスパイラル・ダンス」のSin Cha Hong も何事か書き残している。その他、いろいろなことを聞いたり体験したことがある。だが、それらは、科学的に証明したり、開発したりするものではなく、また、小説や何事かの芸術作品として表現されたから、といって完結する世界ではない。やはりこれは、三つ目の領域「意識」に深く関わる問題だ。

 だから、「意識をめぐる読書ブログ」としての当ブログの読書領域には当然、本書のような本も含まれてくるが、そのことについてのコメントどのように残すか、ということは、なかなか難しく、今後の課題と言える。さはさりながら、今期の中ではなかなか読み進めることのできなかった領域であり、またチャンスがめぐってくるとすれば、そのチャンスをしっかり受け止めてみたいものだ、と今は思っている。 

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