「永遠の別れ」 悲しみを癒す智恵の書 エリザベス・キューブラー・ロス
「永遠の別れ」 悲しみを癒す智恵の書
エリザベス・キューブラー・ロス (著), デーヴィッド・ケスラー (著), 上野 圭一 (翻訳) 2007/1 日本教文社 単行本 388p
Vol.2 No.997★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆(残り27冊)
Oshoの「私が愛した本」の「東洋哲学(インド)編」で、本として見つける数冊は読み込み済みで、本として発見できないものは、深追いせずに、Oshoの本をそのまま転記しておくことで、あとへのつながりを作っておくことにした。
しかしよくよく考えてみれば、Oshoはこれらの本を、他の本と一緒に、あちこちに散りばめておいたのである。それを、いかにも残ったものをひとまとめにしたかのように、一括して転記していく作業というものも、なかなか、感慨深いものがある。このような方法を取ったことを悔いてもいる。
そもそも当ブログの「ブッタ達の心理学3.0」というカテゴリの中で、この「ブッタ達」というものは、これらの、インドの、本すらない、文字すらもたない、人々、いや、もうすでに、人々とさえいえない、ブッタ達の存在を持ってしてしか、指し示されえないなにかがある、という、ものもしさを感じる。
当ブログは、あの「私の愛した本」を一通り読みこんだあと、「Osho最後のZENシリーズ」を、本の存在を確認する程度になるだろうが、まずは、それを読みこんでいくことで、最終ステージを迎えようと思っている。
そのはやる思いから、インドの「ブッタ達」と交互に読んできた「心理学」カテゴリの本を、この辺で外して、一気に「ブッタ達」だけの転記を済ましてしまおうか、とさえ思う。これらの「ブッタ達」に対応できるほどの、「心理学」の本は、なかなか思いつかない。
そんなはやる気持ちに待ったをかけるのが、このキューブラー・ロスである。彼女の本は図書館で容易に読むことができる。むしろ、心理学を学ぶ者にとっては、避けては通れない定番の本ともいえる。当ブログでは読みこまなかったが、すでに30年前に心理学を学びつつあるときから、彼女は、すぐそばにいた。
最近読んだ読んでは、84年のトランスパーソナル心理学のシンポジウム報告書「宇宙意識への接近」の中で、キューブラーロスを読んだ。彼女の本は、どんとシリーズで借りてきて、何度も当ブログで読み込もうとしたが、果たせなかった。これほど「死」に臨み続けられる人などいない。私は少なくとも、一冊で十分だ。いや、一冊だって、一息、一息つきながら、ゆっくりとしたスピードで読まないといけない。
そんなわけで、この「永遠の別れ」という本についてというより、少なくとも、インドの「ブッダ達」に比することのできる「心理学」の本というと、そう言えば、キューブラーロスがいたな、と思い出した、そういうことを記録するために、この一冊をここに登場させておくことにする。彼女の本は、そのうち機会をとらえて、一度、一気読みしてみようと思っている。
| 固定リンク
「43)ブッタ達の心理学3.0」カテゴリの記事
- 精神の哲学・肉体の哲学(2010.04.03)
- バガヴァッド・ギーター<6>(2010.04.03)
- 色はことのは Feel the colors <3>(2010.04.03)
- 魂の科学 <5> Osho(2010.04.03)
- The Zen Manifesto; Freedom from Oneself OSHO<10>(2010.04.03)
コメント