シリコンバレーから将棋を観る 羽生善治と現代
「シリコンバレーから将棋を観る」
羽生善治と現代 梅田望夫 2009/04 中央公論新社 単行本 291p Vol.3 No.0001★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆
この本について書こうと決意してから、さて、どちらに書こうかいろいろ考えたが、結局、こちらにメモしておくことにする。
1)こちらの<1.0>が終了してからちょうど一年が経過した。
2)こちらのトップページが村上春樹のリンク頁になってしまっていて、ちょっと重すぎる。
3)<2.0>のほうは、現在第二期の1024冊の締めに向かっている最中で、ちょっと、その中では、この本はふさわしくないぞ。
4)もともとこちらの<1.0>は、著者=梅田望夫の「ウェブ進化論」からスタートしたのだった。その繋がりで、あの4年後の結末は、こちらに残すのもいいだろう。
などなどの理由があった。
とにかく、言っておきたいことはひとつだけ。
当初、若干ライバル関係にあるのかな、と思った佐々木俊尚の最近著「2011年新聞・テレビ消滅」を読んだ時の違和感。つまり、コンテンツ→コンテナ→「コンベア」・論を読んで、それは違うだろう、と思ったこと。
それに対して、一体、梅田望夫は、どんなスタンスでこの日々を送っているのじゃ、ということ。梅田こそ、コンテナ→コンテンツ→「コンシャスネス」、の方向に向かっているはずだ、という期待感。
そしてその期待は裏切られなかったけれど、コンシャスネス・レベルでは、梅田望夫も、その目的地を探しあぐねているように私には思えた。
つまり、当ブログは、ウェブ2.0という4年前の話題からはだいぶ離陸してしまったな、という実感があった、ということ。
とりあえず、そういうことをメモしておく。
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