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2010/05/29

バガヴァッド・ギーター<7>

<6>よりつづく 
バガヴァッド・ギーター
「バガヴァッド・ギーター」 <7>
鎧淳 2008/03 講談社  文庫 275p

 「Books I Have Loved」ssにおける8冊目に登場する「バガヴァッド・ギーター」。インドにおけるヒンディー文化の膨大な伝承を伝える叙事詩であり、その地にあっては最高の聖典のひとつとされる。もともとのネイティブ・インド人ならざる我が身にあっては、10代からその名前を聞き及び、幾冊かの研究書を手にしてきたとは言え、身に着くほどのなにものかを得たとは言えない。

 だが不思議なもので、最近、さてと読んでみたいと思い始めたのがこのお話だったのだから、何事かの風向きが変わってきたのかもしれない。

 常住にして不滅、無量無辺なる霊魂の、これなる肉体は、限りありといわる。されば、戦うがよし、----バラタの獅子よ----。p43

 目前の難事に怯え、いささか勇気を奮い起させる要のある時、バガヴァッドギータは新たなる闘いの道へと読む者を押し出す。とはいいながら、その闘いは、自らへの内側へと進む道行きだ。

 Oshoはヒンディー以外にまとまったバガヴァッドギータを語っているのだろうか。手元には、KRISHNA The man and His Philosophyがあるだけだ。これは、1970年におけるボンベイと、マナイにおけるキャップの時の問答集。Oshoは人々を新たなネオ・サニヤスという、新しい「闘い」へと人々を押し出そうとしていた。

 多くのネイティブ・インド人達を目の前にして、クリシュナを語ったOshoから、古いインド人たちは立ち去り、新たなる探求者たちが世界各地から集まりだした。新たなる「闘い」が始まったのだ。

 意味深い聖典だが、当ブログとしては、これらの講話録をナビゲーションにしながら、いずれ新たなる機会をとらえて、クリシュナの道をたどることにしたい。

<8>につづく

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42)One Earth One Humanity」カテゴリの記事

コメント

komoriさん
ヒンディーでは手が出ませんが、一巻だけとは言え、英訳されていればありがたいです。情報を見ると、発行されたのは2006年7月となっているけれど、再版ものかな。
新しいバージョンは、きれいですっきりしていて、デザインが気持ちよさそうですね。
http://www.amazon.com/Inner-War-Peace-Timeless-Solutions/dp/1842931318

投稿: Bhavesh | 2010/05/30 13:37

上のコメント、名前いれるの忘れてました。

投稿: komori | 2010/05/29 23:59

ヒンディー語では10巻ほどの「バガヴァッド・ギーター」講話がありますよ。経典の講話としては最初期の1971年の講話ですね。

英語訳では、最初の一巻だけ「WAR AND PEACE」があります。

投稿: komori | 2010/05/29 23:58

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