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2010/05/26

うつわの歌

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「うつわの歌 」
神谷 美恵子 (著) 1989/09 みすず書房 単行本: 181p
Vol.3 No.0024 ★☆

 抄訳とは言え、カリール・ジブランの全体像をおぼろげながら見せてくれている貴重な本が神谷の「ハリール・ジブラーンの詩」である。そこには、こちらの「うつわの歌」に所収されたものを文庫本化したものであることのみ明記してあった。

 さてこちらの本にあたると、発表されたものはさらに古く、雑誌「婦人之友」に1975年7月~12月に連載されたものであった。この時点で、神谷はかなりの量のジブランを読み込んでいたことになる。

Of all the thousands of books I have told Vivek to carry only one. That is my only book now. It i  written by a man who has not reached but come very close, very very close---Kahlil Gibran. I wanted to talk about his book many taimes but did not. The time was not yet right. The man was only a poet and not a mystic, not one who really knowsm but he reached to the heights in his imagination. Osho「Notes of Madman」p5

 この時、1981年の時にはOshoはまだジブランを語っていなかったが、それは後年1987年1月に実現され、「Messia」として上下二巻にまとめられている。1931年に48歳でなくなったジブランの、若き時代の交友関係などを考えていると、どことなく親近感が湧いてくる。

 そう言えば、ジョン・レノンは、1968年の「White Album」で、母親Juliaを歌った曲「Julia」の中にジブランを引用している、とのことである。

Julia

Half of what I say is meaningless
But I say it just to reach you, Julia

Julia, Julia, ocean child, calls me
So I sing a song of love, Julia
Julia, seashell eyes, windy smile, calls me
So I sing a song of love, Julia

Her hair of floating sky is shimmering, glimmering
In the sun

Julia, Julia, morning moon, touch me
So I sing a song of love, Julia

When I cannot sing my heart
I can only speak my mind, Julia

Julia, sleeping sand, silent cloud, touch me
So I sing a song of love, Julia
Calls me
So I sing a song of love for Julia, Julia, Julia

僕の言うことの半分は無意味だけれど
それも ジュリア あなたに聞いてほしいがゆえ

ジュリア ジュリア 海の子 僕を呼ぶ
僕は愛の歌を歌うよ ジュリア
ジュリア 貝殻の瞳 風の微笑み 僕を呼ぶ
僕は愛の歌をうたうよ ジュリア

彼女の髪は漂う空 陽の光を受けて
きらきらとやわらかく輝く

ジュリア ジュリア 朝の月 僕に触れて
僕は愛の歌をうたうよ ジュリア

胸の内を歌に託せないときは
ジュリア 頭の中の考えを言葉に託そう

ジュリア 眠れる砂 もの言わぬ雲 僕に触れて
僕は愛の歌をうたうよ ジュリア
・・・・僕を呼ぶ
僕は愛の歌をうたうよ ジュリアのために ジュリアのために

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