ルバイヤート<3>
「ルバイヤート 」 <3>
オマル・ハイヤーム (著), 小川 亮作 (翻訳) 1949/01 文庫: 173p
Vol.3 No.0033 ★★★★☆
BIHL2の6番目は「ルバイヤート」。オマル・ハイヤームだ。
愛しい友よ、いつかまた相会うことがあってくれ、
酌み交わす酒におれを偲んでくれ。
おれのいた座にもし盃がめぐって来たら、
地に傾けてその酒をおれに注いでくれ。p69
酒姫の心づくしでとりとめたおれの命、
今はむなしく創生の論議も解けず、
昨夜の酒も余すところわずかに一杯、
さてあとはいつまでつづく? おれの命!p79
お前の名がこの世から消えないうちに
酒をのめ、酒が胸に入れば悲しみは去る。
女神の鬢の束また束を解きほぐせ、
お前の身が節々解けて散らないうちに。p99
酒をのめ、それこそ永遠の命だ、
また青春の唯一の効果だ。
花と酒、君も浮かれる春の季節に、
たのしめ一瞬を、それこそ真の人生だ!p101
ルバイヤート、オマル・ハイヤーム・・・・・。いずれ、イスラム圏の、スーフィーとか、ムラ・ナスルディンとか、サルマッドとか、もちろん、多少はコーランをかじりながら、じっくりと中東の世界に漂ってみたいものだ。
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