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2010/06/01

ルバイヤート<3>

<2>よりつづく 

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)
「ルバイヤート 」 <3>
オマル・ハイヤーム (著), 小川 亮作 (翻訳) 1949/01 文庫: 173p
Vol.3 No.0033 ★☆

 BIHL2の6番目は「ルバイヤート」。オマル・ハイヤームだ。

愛しい友よ、いつかまた相会うことがあってくれ、
酌み交わす酒におれを偲んでくれ。
おれのいた座にもし盃がめぐって来たら、
地に傾けてその酒をおれに注いでくれ。
p69

酒姫の心づくしでとりとめたおれの命、
今はむなしく創生の論議も解けず、
昨夜の酒も余すところわずかに一杯、
さてあとはいつまでつづく? おれの命!
p79

お前の名がこの世から消えないうちに
酒をのめ、酒が胸に入れば悲しみは去る。
女神の鬢の束また束を解きほぐせ、
お前の身が節々解けて散らないうちに。
p99

酒をのめ、それこそ永遠の命だ、
また青春の唯一の効果だ。
花と酒、君も浮かれる春の季節に、
たのしめ一瞬を、それこそ真の人生だ!
p101

 ルバイヤート、オマル・ハイヤーム・・・・・。いずれ、イスラム圏の、スーフィーとか、ムラ・ナスルディンとか、サルマッドとか、もちろん、多少はコーランをかじりながら、じっくりと中東の世界に漂ってみたいものだ。

<4>につづく

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