奇蹟を求めて―グルジェフの神秘宇宙論 <2>
「奇蹟を求めて」グルジェフの神秘宇宙論<2>
P.D.ウスペンスキー (著), 浅井 雅志 (翻訳) 平河出版社 単行本: 606p
「BIHL2」の10冊目にして、これを今回ここでアップすれば、再読モードとしてのBIHL1~2の全21冊をアップしたことになる。ここから一気にBIHL3以降、BIHL16まで下っていくことも可能ではあるが、今回はそれは目的ではない。むしろ、ここで足踏みをして、この全21冊の中に小宇宙を観る、という試みをする。
思えば、全168冊のBIHLの中の21冊と言えば、ちょうど8分の1、キリがいいと言えばキリがいい。今後はこのように上手い具合に21冊づつという風にはならないだろうから、8つの小宇宙、というわけにはいかないが、少なくとも、トップの21冊が、かなりの色彩を決定づけるのはまちがいない。いわゆる20-80の原理だ。20%の部分が、全体の80%を決定づける。
この「奇蹟を求めて」を読み進めるにあたっては、一連の「グルジェフ+ウスペンスキー」全体の中で再読されなくてはならないが、とくにすでにBIHLにでてきた「ベルゼバブの孫への話」、そして、まもなくBIHL3に登場する「ターシャム・オルガヌム」との関連をにらみながら、読んでいく必要があろう。
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