100文字でわかる日本地図
「100文字でわかる日本地図」
青山やすし 2008/02 ベストセラーズ 新書 189p
Vol.3 No.0123☆☆☆★★
100文字つながりで、「日本地図」まで来てしまったが、はて、こちらは「日本地図」でさまざまな事象をつないではみせたものの、最終的に、当ブログとつながってくるかは、見失いそうな一冊ではある。むしろ、ここからさらに「世界地図」までつながっていると、当ブログとしてはつながりがいい。
日本国土の北端は択捉島の北緯45度、南端は沖ノ鳥島北緯20度である。この南北に長い地形のおかげで、日本の自然環境はとても多様性に富んでいる。また、中緯度地域のため、四季が非常にはっきりしているのも特徴だ。p14「多様性に富む日本の自然」
すでに10代で各都道府県を踏破していたと自負していたが、こうして北端、南端、とまで言われると、日本は広い、と言わざるを得ない。
日本でも地球温暖化の影響は確実に出始めている。ここ10年間の主要4都市(東京、名古屋、大阪、福岡)の猛暑日(35度以上)の日数は、それ以前の3倍に増加した。また、台風の接近数増加も温暖化の影響といわれる。p22「日本での温暖化現象」
人によって、あるいは見るサイクルによっては、地球はむしろ寒冷化しているとも言われるが、少なくとも、今年の夏は暑い。今朝も暑くて早々と目が覚めてしまった、なう。
人為的に、動植物が本来生息する土地から離れて移動することで、生態系が破壊される事例が増えている。また、人口の増加によって人間と野生動物の生活圏が隣接したことで、里化する動物などのトラブルも増えている。p34「人間社会が生態系に与える影響」
この本、100文字つながりとはいうものの、それをインデックスとして、さまざまな情報やデータが満載されている。これって、ホントウに「100文字」理解と言えるかな。
現在、日本には、ヒロシマの原爆ドームや厳島神社などの文化遺産が11、屋久島と白神山地と知床の自然遺産が3、合わせて14の世界遺産が存在する。一番新しく認定された世界遺産は、2007年6月に決まった石見銀山遺跡。p54「日本が誇る世界遺産」
ヒロシマを世界に誇らざるを得ないのは悲しい遺産だが、しかし、それも「世界遺産」にならざるを得ない現実がある。
日本古来の宗教は神道であり、また日本は世界有数の仏教国でもある。そのため歴史的に価値ある神社・仏閣も多く、人々の生活に密着している。なかんは世界遺産に指定されたものもあり、観光客の人気を集めている。p158「日本の有名な神社仏閣」
100文字にまとめてしまえば、そうなるかもしれないが、各者異論があることだろう。日本とはなにか、宗教とはなにか。あるいは生活とは、観光とは、などなど。せめて、みんなで「光」を「観」ることにつながれば、この文字列のつながりも無駄ではない。
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