« 「ネットに弱い」が治る本 世界一やさしいネット力養成講座 | トップページ | テレビが言えない地デジの正体 »

2010/08/21

100文字でわかる「名画」の秘密

100文字でわかる「名画」の秘密
「100文字でわかる『名画』の秘密」 
佐藤晃子 2009/03 ベストセラーズ 新書 189p
Vol.3 No.0111☆☆☆☆★

 そもそも140文字にはどの程度の情報を込めることができるのか。リンクのURLなども加えると30文字程度の余裕が欲しいが、そうすると、実文は100文字程度か。そう思っていたら、こんな本のタイトルが目についた。

ひまわり
ゴッホが晩年の1888年に描いた作品。画面全体に広がるひまわりの花が、強烈な色彩で迫ってくる。同題の作品は複数あり、これはその中の一枚。ひまわりは芸術と愛の象徴であり、キリスト教徒のシンボルでもある。
p100

 これでちょうど100文字。原稿用紙の4分の1。いつの間にか、駄文をどんどん伸ばす技術ばっかり覚えて、きちんとした簡潔な文章を書く練習をさぼってきた。

かぐわしき大地
南洋に惹かれたゴーギャンが、19世紀末に、一回目のタヒチ訪問を果たした際に描いた作品。対象を力強い輪郭線で区切って表現している本作は、発表時は「切り絵」と酷評されたが、作者の死後に、評価が高まった。
p98

 これも100文字。なるほど、けっして窮屈な感じがしない。

慧可断臂図
禅僧である雪舟が1496年に描いた作品。坐禅をしている達磨に向かい、神光という僧が切断した自らの手を差し出して、弟子入りを願う図だ。雪舟は当時の人としてはめずらしく、中国で絵画の勉強をした経験をもつ。
p160

 こちらは漢字交じりだが、これはこれで100文字におさまっている。

 このシリーズ、「名画」だけでなく、「哲学」、「心理学」、「宗教」などの100文字本があるようだ。

|

« 「ネットに弱い」が治る本 世界一やさしいネット力養成講座 | トップページ | テレビが言えない地デジの正体 »

41)No Earth No Humanity」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 100文字でわかる「名画」の秘密:

» Twitter Trackbacks []
[続きを読む]

受信: 2010/08/21 22:48

« 「ネットに弱い」が治る本 世界一やさしいネット力養成講座 | トップページ | テレビが言えない地デジの正体 »