「2010年ツイッターの旅」 携帯電話、メールを超えるツイッターの猛威 「使えない」では済まされない! 140文字、1億人の「つぶやき」革命
「2010年ツイッターの旅」携帯電話、メールを超えるツイッターの猛威 「使えない」では済まされない! 140文字、1億人の「つぶやき」革命
「週刊 ダイヤモンド」 2010年 1/23号 [雑誌]Vol.3
Vol.3 No.0130☆☆★★★
へぇ~、正月早々、ずいぶんと煽っていたもんだな、と思う。正月にこの特集をだして、7月にはマーケティングに絡ませてさらに特集を組んでいる。そうとうな持ち上げ方だな。
掘江(貴文) いろいろスタイルがあると思うんですけど、(フォロー先が)50超えたら無理だと思うんですよね。
津田(大介) 僕は1700位フォローしているんですけど、全部終えたのは300くらいまでかな。
掘江 300って追えます? 僕は50で結構必死ですけど。ちゃんと読んでますから。まあ、タイムラインの流れを、ああこんな感じなのかなと思いながら見てるだけって使い方は、それはそれでありなのかなとも思いますけどね。
津田 フォローしている数が多ければ、ある種の民意が流れてくるように見えるわけですからね。「ツイッターは流行では終わらない」p35
ホリエモンと「ツイッター社会論」の津田の対談。編集の時期を考えれば、ほぼ1年前にならんとする時期ではあるだろうが、この時期でさえ、これが、全うな実感だと思う。だが、実際には、通常の個人でもひとりで1000単位でフォローし、フォローされている。さまざまな使いかたがあるわけで、それはそれでいいのだろうが、いわゆる「つながり」という意味では、過剰なつながり方になっていると言って、間違いない。
それにしても<携帯電話、メールを超えるツイッターの猛威 「使えない」では済まされない! 140文字、1億人の「つぶやき」革命>というキャッチコピーはあまりにも過激ではないだろうか。
パソコンでツイッターを使えるようになったら、ぜひ携帯電話を活用してみ よう。もしパソコンを持っていないのであれば、最初から敬愛電話で試してもよい。(中略)
もっとツイッターを使いやすくするためには、iPhoneの購入をオススメする。なんといっても画面が大きくて見やすいし、タッチパネルによる操作性も優れている。「ツイッターをやるためにiPhoneに買い替えた」というツイッター利用者は案外多い。p47「携帯電話とiPhoneを使ってツイッターを2倍楽しむ!」
各社のスマートフォンが出そろいつつある8月現在とは状況は違うであろうが、タッチパネルは、最強ガラパゴス・ケータイのほうが上であろう。それに、ツイッターをやるためにiPhoneというのは、ちょっとiPhoneの機能を限定使用しすぎではないか、と思う。アプリの存在によって、それぞれ使い勝手は違うだろうが、ツイッターのためだけなら、最強ガラケーの方が上だと、ツイッター・ラガードでしかないが、そう思う。
「ああ、私、タイムライン読んでいませんから」
「え?」
「正確に言うと、タイムラインはたまたまログインしたときに流れているものだけをささっと読むだけ。それで十分です」 p54 勝間和代
ここまでスッキリ明言しておいてもらったほうが、話は早い。つまり、さまざまな利用のしかたはあれど、「利用」するだけで、フォロワーたちとの「つながり」とか、濃密な人間関係などは、最初から求めていないスタイルが一方には確実に存在する、ということである。
フォロー数が500人を超えるとタイムラインは大きく様変わりします。気になる発言も目につくようになり、勇気を出して返信してみると、どんどん会話に参加できるようになりました。p52「友人がほとんどいない私でも『2000人とつながった!』」
仮想社会のセカンドライフが、3Dの技術ではここまでできる、ということを実験しつづけているように、ツイッターにおいても、ここまで「つながり」、「活用」できる、という実例を伴った実験中なのであり、いずれ、「人間社会」に見合った活用方法の範囲が定まってくるのだろう。
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