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2010/08/27

セックスしたがる男、愛を求める女 脳科学で真実を明らかにする

 

 

セックスしたがる男、愛を求める女
「セックスしたがる男、愛を求める女」 脳科学で真実を明らかにする
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ (著), 藤井 留美 (翻訳) 2010/7 主婦の友社 単行本 256p
Vol.3 No.0124☆☆★★★

 

 んなこと言われたって、それは太古の昔からそうなってんだからしかたないじゃない、そういうふうになってんの、と、言ってしまえば、それまでのこと。よく見れば、この本の著者夫妻は、かつて約10年前に「話を聞かない男、地図が読めない女」というベストセラーを出したカップルだ。日本で200万部、全世界で600万部のミリオンセラー、ということだが、トンデモない数だ。

 

 出しているのは主婦の友社。なるほど、そういう視点、そういう流れで、大きなセールスプロモーションのもとで、この本は出されたのだな。「ガラケーでつぶやく街角ジャーナリスト」に変身せんとする当ブログではあるが、まずは、図書館の新刊コーナーも、「街角」の一つではある。「No Books No Blog」のスローガンもそこそこに、なかなか図書館ばなれができない。

 

 そういえば、先日、同じ新刊コーナーで「コンドームの歴史」という本をみつけた。それについて書くと、御無沙汰だった常連さんなどが、のぞきに来る。このようなタイトルはタイトルで効用はないではない。蘊蓄もつくし、なるほど、と思うことも多い。しかし、カンフル剤にはなれど、興味は持続せず、いつか尻つぼみになる。これはやむをえないことだ。

 

 「One Earth One Humanity」を標榜する場合、それは、国境、人種、地域、宗教、思想、業種の壁を乗り越えてある全きの人間、無位の真人、を意味しているわけだが、そこには当然、年齢の壁や、男女の性別の壁を取り払うことも意味している。ことさら男女の違いを強調し、永遠に相互理解できないもの、としてしまうことではない。さて、そうはいいながら、はてさて・・・・・。

 

 40歳の男性は4分に1回はセックスを考える。18歳なら11秒に1回である。p2

 

 ぶふ。まぁ、そう言われてみれば、そうである。18歳の男性も経験したし、40歳の男性も経験した。そしていまや還暦を迎えんとする今は・・・、だれか、平均値をとってくれ。

 

 女が使う「愛」の7種類

 

1)ロマンチックな愛
お互いに惹かれ合う気持ち。セックスへの要求がかきたてられる。ホルモンのしわざ。

 

2)実利的な愛
自分の国や仕事を愛する気持ち。ショッピングやピザが好きというのも含まれる。

 

3)利他的な愛
神や宗教、大義を尊重する気持ち。

 

4)脅迫的な愛
嫉妬や執着といった強烈で不安定な気持ち。

 

5)きょうだい愛
友人や隣人を大切にしたいという気持ち。

 

6)人類愛
人類全体に対する気持ち。

 

7)家族愛
子どもや親、きょうだいをいとおしく思う気持ち。
 p48

 

 いや別に、これは「女」だけの特性ではないと思うがなぁ。男だって、十分この7つの愛を感じている。たしかに4)あたりはどうかなぁ、と思わないでもないが、こうしてみると、ワタシは結構「女」的なのかしらん。

 

 女にとって「セックスだけの関係」はありえない。愛とセックスは脳のなかでがっちりと結びついていて、両方が原因であり結果でもある。たとえ性欲を満足させるためだけにセックスをするとしても、無意識に自分のパートナーに適した条件の男を選んでいる。だが男は違う。セックスしたいとなったら、そこに必要なのはあそこだけ、なのだ。p150「なぜ男は愛とセックスがイコールではないの?」

 

 これは、個人的な感触とはかなり違うなぁ。これでは女は善人で、男はまるですべて罪人であるかのごとくイメージができあがるw 感触からして、善人的「男」もかなりいるし、罪人的「女」も結構いるぜやもし(何語じゃ)。

 

 なお翻訳に際しては読みやすさを重視して、長すぎる説明を省いたり、章の順序を入れかえるなどの工夫を行っている。そのため原書の内容や構成とは厳密に対応していないことをご了解いただきたい。p255「翻訳者あとがき」藤井

 

 私の感じてきた世界観の中ではあるが、東洋と西洋における男女感覚はかなり違うと思う。この本はオーストラリアのカップルによって書かれたとしても、邦訳にあたっては、かなりジャポニクス的に改ざんされているのではないだろうか。タイトルは面白いが、内容的には、かなり保守的だ。男女のイメージや役割を固定化しようとする、「悪意」さえ感じる。

 

 今回検索したら、「愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女」(織田隼人)なんて本も近刊ででているようだ。まずいぜよ、これって。タイトルは面白そうで、笑いは取れるかもしれないが、このように「女」と「男」をひとまとめにして戯画化してはいけない。女は男を誤解するようになるし、男は女を誤解するようになる。彼は「男」の属性を持っているかもしれないが、一個の「人間」なのだ。彼女は「女」の属性を持っているかもしれないが、彼女もまた一個の「人間」なのだ。そこに「One Humanity」を見つけることができないならば、どんな恋愛も「愛」も存在できない。

 

 そんなことを思いながら、勇んで街に出た「街角ジャーナリスト」、今日は、通り過ぎる女性たちの、いまだつづく夏休みモードの、超過激なファッションに鋭い視線を光らせながら、ひとりひとりチェックしていたのであった。

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コメント

男も 愛イコールセックスという考え方もある。あいつが言うには 風俗へいって 性欲を 満たしたつもり
だが なにか わびしい さびしい と
最近の女性雑誌が 女がセックスを盛んにさせる記事があるみたい。また 草食動物という男とも言われるが
男も この世の中で 女のが 異性がつきやすい 男はおとなしい まじめだと 異性を 責任感から 
最近 風俗 グラビア の女の子も多い。~

投稿: タケちゃんマン&村石太ちゃんマン | 2010/08/28 07:01

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