ヤフートピックスを狙え 史上最強メディアの活用法
「ヤフートピックスを狙え」 史上最強メディアの活用法
菅野夕霧 2010/04 新潮社 新書 191p
Vol.3 No.0121☆☆☆★★
何を持って、「史上最強メディア」を語るのか分からないが、たしかにヤフートピックスの露出度は高そうだな、ということはピンとくる。先日「ヤフー・トピックスの作り方」という本も読んだ。しかし、それ以上に、「活用」してやろう、という気までは起こらない。
ニュース・メディアの在り方についてはさまざまな意見があれど、追いきれないほどの雑多な情報をどのように整理するかは、それぞれのセンスが分かれてくるところだろう。ツイッターのような、まるでニュースとさえ言えないようなモジュール化した文字列の中から、ニュースを拾い出すのも技術であれば、各マスコミをさらに統合したヤフートピックスの中に、うまく溶け込むように造るのもニュースの技術なのだろう。
ニュースリリースの書き方
1)綺麗なリリースを心掛ける
2)できるだけA4一枚に要点をまとめる
3)余計な修飾語は不要
4)嘘は絶対書かない
5)基本情報を正確に書く
6)連絡先を必ず書く P183
1)は当然のようでもあるけれど、そうかなぁ、という気もする。そもそも、店頭に並んだ大根と、畑で採れたての大根では泥の付き方が違う。どちらが新鮮で、どちらが製品価値があるかは、微妙なところ。
2)当ブログのように、長々と書くのもどうかと思うが、ツイッターのように140文字にまとめろ、といわれるのも、なかなか難しい。たしかに読む方になってみれば、レターニュースはA4一枚がべストだ。標準化している。もちろん、B5一枚でもだめだし、A3一枚でもだめだ。
3)については、耳が痛い。
4)嘘、というより、真実を書くのはなかなか難しい。どこまでぼかし、どこまでニュースソースを明かすのか、明かさないのか。プライバシーを何処まで露出するのか、しないのか。ウソとまではいえないまでも、アバウトな書き方は一般には許される。ただ、「ニュース」において、最初っから「嘘」はもちろんNG。
5)これも、一般のブログやツイッターなら、全部そろっていなくてもいいだろうが、ニュースや告知なら5W1Hを中心として、基本情報は正確でなくてはならない。
6)ニュースリリースと、個人ブログ記事などでは当然違っているのだが、信憑性をどこまで必要とするかにおいて、正確に書くことはとても大事なことではある。もちろん、メディア側が「裏をとらない」といけないのだが、「ヤフートピックス」としては、裏をとってから流すなんて作業はほとんどしていないだろう。
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