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2010/08/23

月面上の思索 The Way of the Explorer <1>

月面上の思索
「月面上の思索」The Way of the Explorer <1>
エドガー・ミッチェル/前田樹子 2010/07 めるくまーる 単行本 413p
Vol.3 No.0115☆☆☆☆★

 この本、だいぶ前から手元にあるのだが、どうも流れ的にこちらに来ない。延長してゆっくり読もうとしたら、すでに私のあとに何人もリクエストが入っているので、そろそろ貸出期限がきれてしまう。厚い本なので、しかも結構内容のありそうな本なので、すぐには読めない。ここは簡単にメモだけしておいて、機会を見て再読しよう。

 この本でまず面白いと思ったのは、翻訳を前田樹子が担当していること。彼女関連の本は、何冊か読んできた。

「グルジェフ・弟子たちに語る」ゲオルギー・イワノヴィッチ・グルジェフ, 前田 樹子 1985/09 めるくまーる

「人間に可能な進化の心理学」P.D.ウスペンスキー , 前田 樹子 1991/03 めるくまーる

「エニアグラム進化論」前田樹子 1994/04 春秋社 2008/03

「UFOテクノロジー隠蔽工作」 スチーヴン・M. グリア, Steven M. Greer, 前田 樹子 めるくまーる

「月面上の思索」エドガー・ミッチェル/前田樹子 2010/07 めるくまーる

 この中、「UFO~」が近刊としてあるとは思わなかった。内容も内容だし、近隣の図書館にも入っていないので、すぐには読めないが、前田樹子の、一連の仕事として、一度目を通してみたいと思う。

 本書「月面上の思索」は月世界を歩いた12人の宇宙飛行士の一人、エドガー・ミッチェルの自伝である。NASA宇宙飛行士に選ばれた彼は1971年1月、アポロ14号による月ミッションで、月着陸船の操縦士という大任を果たし、人類史上6番目に月を歩く人になった。p410「訳者あとがき」

 類似のテーマ本としては、立花隆の「宇宙からの帰還」がある。宇宙船には科学者だけではなく、詩人をのせたい、というテーマだ。宇宙旅行から帰ったあと、宇宙飛行士たちはさまざまな進路を選ぶが、エドガー・ミッチェルは、彼なりの「神秘」な道を歩きはじめる。

 当ブログは現在、「iPhoneでツイッター」というテーマの周辺をうろうろしている。これがなかなか新鮮で面白い。これはこれで何かの画期的な局面を開きそうだ、と感じ始めている。しかし、iPhoneはコンテナ論で、ツイッターはコンテンツ論、である、ということにはかわりない。では、何についてつぶやくのか、となると、当ブログとしては、やはり、コンシャスネス論の「意識」を外すことはできない。「意識をめぐるiPhoneツイッター」とでも名付けられることになるのだろうか(爆)。

 ここ数年間、私は講演活動とコンサルタントの仕事で生計を立ててきた。その間ずっと、意識を研究するための遂行中の調査結果を----その中で適したものは何でも----私の研究に吸収してきた。それは概して、一人ひとりが自分自身についていっそう幅広い観点を見つけられるように助力するためだった。p388 エドガー・ミッチェル「未来へむけて」

 宇宙工学やロケット製作はまさにコンテナ論だ。そして、NASAの「月面に人類を届ける」というのは、ひとつのコンテンツ論だ。しかし、その次、「ロケット」で「月に行った」人間は、「どうなるのか」というところに、意識、「コンシャスネス論」がある。

 翻って、卑近な例として、当ブログがぶち当たっている状況を考える。iPhoneという「コンテナ」で、「ツイッター」という「コンテンツ」を使いながら、私たち地球人は、どのような意識「コンシャスネス」へと進もうとしているのか。ここにこそ、当ブログのテーマはあり、遅々たる歩みで有りながらも、大いなる希望を持っている地平がある。

 この本、そういう意味合いをも込めて、いずれ再読することになろう。

<2>につづく

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