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2010/08/24

Twitterマーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール

Twitterマーケティング
「Twitterマーケティング」 消費者との絆が深まるつぶやきのルール
山崎富美/野崎耕司 2009/10 インプレスジャパン/インプレスコミュニケーションズ 単行本 223p
Vol.3 No.0119☆☆☆★★

 ここまでくると、自分もだいぶ教育されたというか、洗脳されたなぁ、と思う。はっきり言って面白い。この本はすでにほぼ一年前の本だが、実態はもっと進んでいることだろう。

 「本」という媒介を通して更新していると、次から次へと過去へのアクセスになってしまう。まさに白ヤギさんと黒ヤギさんのお手紙ごっこになりやすい。もちろんツイッターだって、メールの交換に変わりはないが、限りなくタイムラグがゼロに近いので、その情報メルティングが劇的に早い。

 もし、このままの成長が続けば、2010年には日本がツイッターの最大普及国になるとされいわれている。さらに、2010年から2011年にかけて、日本におけるクリティカルマスのキャビズム(16%)を超える可能性も出てきた。普及次第では、メールに取って変わるだけでなく、携帯電話やインターネット上のもっとも一般的なコミュニケーションプラットフォームになる可能性すらあるのだ。p5

 ちょっと前までの私なら、このような表現は信じなかった。あるいは興味なかった。考えてみれば、メールの活用方法は、圧倒的なジャンクメールやスパムに埋められて、本当に楽しい個人メールなどは、最近、鳴りをひそめていた。そういった意味で、たしかにツイッターは、久しぶりに楽しいな、と思わせる部分がある。

 男女比は58対42で男性が多く、年代は35~49歳のユーザーが全体の45%、50歳以上が17%(つまりユーザーの6割以上が35歳以上)と日本ではさらに年齢層が高めである。p28

 いままでの経験では、ネットサービス・ユーザーの平均値は、30歳前後であったと思うが、ツイッターの場合は、後ろのほうに5歳ほどずれているようだ。つまり、すでに50代も後半に突入している私などの世代でも、比較的「恥ずかしくなく」参加できるメディアのように思う。

 企業サイトや企業ブログ、写真や動画共有サイト、メールマガジンやSNSなど、いままで使ってきたオンラインツールやサービスとツイッターを連動させると、その威力もいっそう高まる。p42

 それほどコングロマリットにするつもりはないが、少なくとも、当ブログとツイッターの連携は割とスムーズにできそうである。また、新しい可能性も生まれてくる予感がある。

 日本はモバイルのみしか使わないという人たちもいますから、モバイルの可能性は非常に大きいと思います。p63

 たしかに、ブログをケータイだけで更新し続ける人は少ないだろうが、ツイッターなら、むしろケータイやモバイルからだけということは、大いに有り得る。

 すでに知人のツイートを読み落とさないようにするためにフォロワー相手の数を減らしたり、よほどそのツイートに興味の持てそうな相手を絞ってフォローすることに決めたりしているユーザーも多いだろう。p89

 これも大いにあり得る。私もそうした。さまざまな機能やアプリを使えば、「知人のツイートを読み落とさない」ようにするには、なにもフォロワーを減らさなくてもできる方法はたくさんある。勝間和代がいうように、無形文化資産として、フォロー数を無限に増やす、という方法は、やはり愚かしく思える人も多くいるに違いない。

 ただ、このメディアはどう使うかは人それぞれなので、100万、1000万とフォロワーを増やしたい、と思っている人もいるかもしれないし、今のところ、それを積極的に否定すべきではない。

 古いメディアを使っていた人が新しいメディアに興味を持たないと、次のメディアは流行らないんですが、最近はブログからツイッターに切り替える人も出始めていますね。これは、やはりブログと比べて手間が減るからだと思います。p104

 実は当ブログ<3.0>も、ツイッターで展開するのがいいのではないか、と思い始めた。それは手間が省ける、というだけではなく、そのメディアの特性として「なう」な部分や「属人」性が強いこと、軽く、早いことなど、がプラスされる。

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