もうつぶやかなくていい! Twitterの本当の使い方 実際につぶやいているのは一割未満?
「日経 TRENDY ( トレンディ )」 もうつぶやかなくていい! Twitterの本当の使い方
2010年 03月号 日経TRENDY (編集) ・日経BP社; 月刊版 (2010/2/4)
Vol.3 No.0127☆☆☆☆★
いくらトレンディな雑誌とはいえ、半年も前の号だと、ややくたびれた感じがする。それにちょっと反感を感じるのは、この「クラウド」って奴が、やたらと話題になっていること。そもそも概念としては意味不明なところがあるのだが、いずれにしても、ケータイ等だったら、データそのものが雲の向こうにあって、手元にはブラウザーとしての入り口しかない、というのは、これはいかしかたないだろうな、と思う。
「もうつぶやかなくていい! Twitterの本当の使い方」って記事がなんだかおかしい。意味的に、他人のつぶやきだけを聞いている、ってことだろうが、これってやっぱりおかしい。「実際につぶやいているのは一割未満?」p22
意外に高い利用者年齢。女性より男性が多め。日本におけるTwitterのユーザー層は20~40代が中心。そのなかでも本も多いのは40代だ。男女比は6対4で男性がやや多め。ケータイなどからのアクセスは今後伸びる見込みで、年齢、性別ともに平均化に向かうと思われる。p22
これはニールセン・オンラインというところの調べだが、こういう調査結果がでるとややほっとする。あまりに若い年齢層ばかりが台頭してくると、世の中のお父さん、お母さんの居場所がなくなってしまう。高齢化サイトもあっていいのだ。
しかし、それでも、はて、本当にtwitterは「もうつぶやかなくてもいい!」のだろうか。私なら、つぶやくのが飽きたら、ほとんどtwitterは廃止だと思う。つぶやいてこそのサービスだと思うのだが。まぁ、まだビギナーだから、もう少し様子を見よう。
とにかく、思い立って過去の雑誌類から現在までの動きを見てみると、実にiPhoneブームで、ほえ~、世の中は、こんなことで盛り上がっていたんだな、ってあらためて感心した。で、6年落ちのムーバを機種変えをするにあたって私が選んだのは次のコース。
1)最強ガラパゴス・ケータイで、まずは最近のケータイ状況に慣れよう。
2)ガラケーを使いこなす形で、ネットやツイッターをどこまで活用できるか。
3)必要なら、ガラケーは通話専用にし、二台めにスマートフォンを持つ。
現在までの調べのところ、2)と3)は接続料金的にはほぼ同じとなる。しかし、機種代金を意識しないまま今まで月3000円ほどで使ってきたムーバから、1)フォーマにするだけで、機種代込みで約6000円になる。ここから2)ネット接続となると一気に約12000円となる。かなり高く跳ね上がるものだな、と素直にお父さんは思う。これは3)でも同じだが、はてさて、それほどの料金まで払って、スマートフォンとやらに乗り換えなくてはならないものか。
あちこちの雑誌類を覗いていると、やはり、この感覚は私だけのものではなくて、スマートフォンに関心はあるけど、二の足を踏んでいる人はたくさんいるようだ。当然のことだ。「ケータイ料金はここまで下がる!!」p113なんて記事もあるが、接続品質から考えてみて、決して割安とは、まだまだ言えない。
それと、「新世代ネット端末編 電子書籍が今年ブレイク!? 新端末&コンテンツ完全解剖」p10なんてところもやや皮肉に眺めている。そもそも、本を読むのなら、本そのものを読めばいいのに、と思う。何も端末に入れ込んで読まなくてもいいのではないか、などと言ったら、時代に遅れてしまうのだろうか。
いつかやってみたいと思っている「新潮文庫20世紀の100冊」読破だが、例えば「青空文庫」のような無料サイトをもっともっと活用することもできるのではないだろうか、と思う。なんでもかんでも電子書籍だ、などとにぎわっていると、いつもながら、冷やかな批判精神とやらが、首をもたげてくる。
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