ルポ現代のスピリチュアリズム<1>
「ルポ現代のスピリチュアリズム」 <1>
織田淳太郎 2010/03 宝島社 新書 239p
No.0149 ☆☆☆☆★
だいぶ涼しくなってきたので再開したウォーキングのついでに書店で立ち読み。十数年ぶりの知人と出会いびっくり。なんだか懐かしい気がしていたのだ。この本も、タイトルからすると、ちょっと最近の私なら敬遠したくなるようなタイトルだが、新書という手軽さもあってパラパラめくってみた。
だが、いきなりOshoのことが引用してあったので、しばらく足を止めて読みふけった。著者は1957年生まれでスポーツ関係などの著書が多い。必ずしもスピリチュアル関連が専門ではなさそう。だが、ミニコミ時代の「存在の詩」からのOsho読者でもあるようだし、その出版社めるくまーる社関連についての記述があり、ほう、と思った。
和田(禎男)氏は長年連れ添った家族との決別の意を固めた。終の住処としてベトナムに移住することを決めた2008年4月から池袋の外国語学校でベトナム語を習い始めた。当地での日本語教師の資格を取るためだった。「年金も多少入るし」。67才の和田氏は柔らかく笑った。p16
私は会ったことはないが、関係者からは幾度となく話題としては聞いていた。その彼の近況としてこのような話題に触れるのは、なんだかとても懐かしい感じがした。この本、巻頭から巻末まで、要所要所でOshoが引用されており、関係者にとっては興味深い一冊ではあろう。
もちろん、その他、いわゆる日本や世界の「スピリチュアリズム」についての著者の雑感がまとめられており、ひとつひとつのエピソードにそれほど関心がなければ、「ルポ」とは言え、おざなりな一冊と言える。
むしろ、私なら、こういう他者といっしょの括りでまとめてほしくないな、という場面にも出会ったので、あちこちは飛ばし飛ばし読んだ(なんせ立ち読みだし)。ざっとこの3~40年の出来事を、ひと連なりに概観すれば、このような「現代」が見えてくるのか、とも思う。そのような視点を持っていない人には、なるほど、と、うなづける点も多くあろう。
近くの図書館には入っているようなので、そのうち機会があれば、もういちど再読してみようと思う。
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