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2010/12/29

スターチャイルドの誕生

スターチャイルドの誕生―宇宙瞑想と変容のための詩的ガイド (Ten books)
「スターチャイルドの誕生」 ―宇宙瞑想と変容のための詩的ガイド
直居 あきら (著) 1994/08  コスモテンパブリケーション ペーパーバック: 318p
Vol.3 No.0211 ★★☆☆☆

 なにかの折りに、他の本と間違って落札してしまい、一度は手にとってみたものの、そのまま蔵書として我が本棚に眠っている一冊。「2001年宇宙の旅」つながりで、一度目を通しておくのも悪くないだろう。

 地球の子供たちとしてのみなさまは、内なる霊の使命にしたがって、それぞれの新しい旅路に着くことになります。どのような道であれ、祝福された宇宙の旅です!
 何人かのお友達は、火の道、火の世界に入ります。地球の子供たちは、普通の地球の地球スピリットとしてのふつうの聖者さんと合体し、ともに宇宙の子供、宇宙のクリエイター、スターチャイルドになります。何人かのお友達は肉体の衣を脱ぎ捨てたのちに、新しい世界に向かいます。
p77「無限への旅・・・・真理の探究」

 著者は1941年生まれということだから、53才の時の作品。「神智学協会をへて」(裏表紙著者紹介)その後、独自の活動を展開していたらしい。

 コンテッサつねにともにあり、人生の苦しみのときに、祝福のエネルギーを送ってきました。しかし、私はそのよろこびがなんであるのか分からず、辛うじて、J・クリシュナムルティの「クリシュナムルティの神秘体験」という本で、似通った経験を知ったのでした。それでもそれは謎であったのです。p317「あとがき」

 「クリシュナムルティの神秘体験」は85年4月の発行だから、それ以前から、コンテッサという名前のチャネリングを受けていた、ということになるのだろうか。この本は、いわゆるチャネリング本の一冊ということになるが、発行された1994年という微妙なタイミングで、内容は、必ずしも「チャネリング」でしか受け取れないような内容でもないし、説得力にも欠ける。

 最近はどのような活動をしているのか知らないが、著者のブログもあるようだ。コスモテン・パブリケーションの高橋というひとには、80年代に、とある農場で出会ったことがある。寡黙な、かつ鋭い視線の人物、という以外に印象は残っていないが。

 本書においては、地球の子供たち、ふつうの聖者さん、スターチャイルド、の三つの概念と、いわゆる七つのチャクラについての概念を、多用する。独自の言葉使いや、オーソドックスな神智学的な言語体系を基礎とはしているが、多少は、当時のニューエイジ的な含みを持たせながら、いわゆるファストフード・スピリチュアルな一冊と言える。

 ハートは最大限の、無際限の愛で燃えています。
 光点に向かって、光の渦に向かって、ついにふつうの聖者さんたちは、自らを爆発させていくでしょう。そのとき、その破壊のなかに、そのエクスタシーのなかに、意志ではもはやとらえられないほど遠くに、スターチャイルドとしての誕生の雷鳴があるのです。
p276「スターチャイルドの誕生・・・・ノドのチャクラをゆるめる」

 安直な回答を得ることで、その旅は終息するのか、あるいは新たなる神秘の旅への出発となるのかは、受け取る側の裁量如何にかかわる問題であろう。本書における言葉は著者本人の言葉なのか、コンテッサからのメッセージなのかは判然としない部分が多いが、いずれにせよ、「意識」という言葉だけにこだわるなら、焦点はボケてしまっている。感性とかマインド、あるいは気づき、など、他の単語に置き換えられる部分がたくさんある。

 いずれにせよ、どの道であれ、イロハ、ABC、から始めなければならない。概念の摺り合わせをしているより、最初からピタっとハマったほうが早いのだが、なかなかそうばかりはいかない。本書において、瞑想や、神智学、チャクラ、意識、などのキーワードが出てくる。当ブログの当カテゴリにおける言葉使いとは、かなりの隔たりがあるが、こちらはこちらで、そういえば、その辺あたりをもう少し突っ込んでおこう、と再認識した次第であった。 

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