神秘家の道<14>
<13>よりつづく
「神秘家の道」 <14> 珠玉の質疑応答録
OSHO/スワミ・パリトーショ 2009/03 市民出版社 単行本 884p
人は意識的に、より意識的にならなければならない。私のプロセスが、まず意識の最高の高みに到達し、それから後ろに戻ってくるのはそのためだ。そうなれば自分が持っている光と共に、その洞察と共に自分の存在のより深い暗い部分に降りて行くことになる。今度はその人は光とともに行く。そして何処に行こうとも、そこに光があることになる。
あなたたちの無意識には宝物がある。あなたたちの集合無意識には宝物のがある。あなたたちの宇宙無意識には宝物がある。だがあなたには光が必要だ、油断なく目覚めていることが必要だ。自分自身が無意識だったら、その深い無意識のマインドの三つの層の中で、どうやって宝など見つけられるだろう。Osho p281「惨めさとは、選択にすぎない」
くつろいで非常に鋭く目覚めている状態は、その人を超意識の近くへと連れていく。そしてくつろいでいるが、安らかな眠りに落ちていく時の状態は、人を無意識のマインドのほうへ導く。第一の状態が第二の状態よりも遥かに勝っていることは確かだが、あなた達には二番目の状態も必要だ。そうでないならそれは起こらなかったに違いない。Osho p306「本当の豊かさ」
古いタントラ文献には、ある非常に不思議な考えがある。これは神智学運動が、再び現代世界に紹介することになったものだ。それはアーカーシャの記録という考えだ。アーカーシャとは空を意味する。
タントラの考えというのは、光明を得た者は誰でもある波動を生み出し、それは空自体によって記録される、なぜならその波動こそが存在の宝物だからだ、というものだ。そしてタントラ文献は、その記録を聞くことのできる方法があると示している。だが大きな惨禍があった。人々はその経典を滅ぼしたのだ・・・・・。Osho p355 「存在は急がない」
集団としての人間は進化していない。
集団としての大衆に対して、どんなわずかな慈愛でも起こったなら、それはすべてこの光明を得た僅かな求道者たちのおかげだ。だがその比率を理解するすることだ。それは大海を甘くしようとして投げ込まれた、一匙の砂糖のようなものだ。それは海にとっては取るに足りないことだ。海はあまりにも広大だ。一匙の砂糖は一杯のお茶のためならまったく申し分ないが、海が相手ではそれでは足りない。
光明を得た人とは、一杯のお茶だ。彼のグループ---彼に同調した人々---でさえまたあまりにも小さく、集団としての大衆の中、その広大な闇、無意識の中に、さしたる変化を創り出すことはできない。Osho p357「存在は急がない」
私の努力が、あまりたくさんの人々に働きかけるのではなく、ごく限られた数の人たちに、その人たち全員がこの生涯で光明を得られるほどに、強烈に働きかけることに集中しているのはそのためだ。おそらく200人ほどの人間が同時に光明を得れば、人類の進化に大いなる後押しをするかもしれない。私たちはやってみることができるだけだ。そしてそれを試してみることは、この上もない喜び、実にわくわくすることだ。Osho p361「存在は急がない」
私たちにはわからないが・・・・・、この500万の惑星の中には、人間が超意識まで到達した、超意識が一般的な現象になったような星が少しは存在するのかもしれない。あるいは集団超意識が普通のことになったような惑星が、一つは存在するのかもしれない。そして究極に達した、誰もが光明を得ているいくつかの惑星、あるいは一つの惑星が存在する可能性だって、否定はできない。
だからもしこの地球が消えれば、人々はそれぞれの成長に応じて、それ以上の成長のために、その人にとって何が必要なのかに応じて、人々は別々の惑星に移動するだろう。そしてこういうことはすべて自律的に起こる。Osho p420「感謝の涙」
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コメント
>monju
謹賀新年。本年もよろしく。(◎´∀`)ノ
投稿: Bhavesh | 2011/01/10 10:14
バベッシュ、ありがとう。
この日記の部分、そのままmixi日記に引用させてくださいね。
投稿: monju | 2011/01/10 08:30