神秘家の道<16>
<15>よりつづく
「神秘家の道」 <16> 珠玉の質疑応答録
OSHO/スワミ・パリトーショ 2009/03 市民出版社 単行本 884p
今は非常に貴重な時期だ。本当に進化したいと望む者は、これ以上に貴重な時を見つけることはできない。もっともっと意識に向かって進化しなさい。もし目覚めることができたら、あなたにはもうこの地球に生まれて来る必要はなくなる。
目覚めることができないとしても、やはりあなたはより高い段階へ向かう途上にあるということだ。そしてもし生まれて来るとしても、意識のより高い段階が既に存在し、それが一般的になっているような惑星に生まれてくることになる。Osho p430「感謝の涙」
光明を得るとは認識だ。「私は単なる死すべき者ではない。私はただの物質ではない。私は神性なるものだ。私のハートの中のハートには神が生きている。そして私の中で起こっていることは、他のみんなの中に起こっていることだ」とわかることだ。
私たちが光明を得ていると呼ぶ人たちと、他の人たちの唯一の違いは、光明を得ている者は知っているということだ。その人は自分の内なる実存を認識しているが、他の者たちはぐっすり眠りこけているということだ。だが質的な違いはない。眠っている者も、明日には目覚めるかもしれない。
そしてこの永遠の中で、今日目覚めようが、明日目覚めようが、そんなことが問題になるだろうか? そんなことは問題にならない。朝早く目覚められるし、朝遅くにも目覚められる----永遠が手に入るのだ。何時目覚めるかを選ぶ自由があなたにはある。
もう少し眠っていたければ、それを選ぶ自由がある。そのときは寝返りを打ち、毛布を引っ張り上げて、もう少し眠りを楽しめばいい・・・・それを楽しんでいるのは神なのだから。心配することはない。神がもう少し眠りたがっているならば、なぜ神の邪魔をすることがある? それに遅かれ早かれ、あなたは目が醒める。どれほど眠り続けられると言うのか?Osho p447 「愛があるときにのみ」
これは、人間の全歴史においてまったく新しい実験だ。ここでは自由とは本当に自由を意味している----自分自身であるための自由だ----というのも、あなた方が自分自身でない限り、私を信頼できる方法があるとは、私には思えないからだ。
もし、私があなた方が自分自身であることを妨げているなら、私は自分とあなた方の間に、壁を創りだしていることになる。私はあなた方に自分自身であってほしい。自分の意識で正しいと感じることを、何でもやってほしい。あなたの意識以外の誰も、それを決めるべきではない。Osho p590 「行くべき処などない」
私はただ、彼らの眼を覚まさせたい。「あなた方が眠りの中でしていることが危険なのだ」と。私たちは特別な時がある。人間が死ぬか、もしくは新しい人類が生まれるかだ。
私にドアを閉ざす人々は、古い人間の味方だ。そして古い人間は死のうとしている。それは充分に生きた。それは死後の生を生きている。それはすでに死に、ただ古いはずみの力で歩いているだけだ。
私は、異なった種類の特徴、異なった質を持った新人類を支持する。彼らは若い人々----若く冒険したい人々、発見したい人々、新しい存在のスペースへ旅立ちたい人々----を怖れる。私に感銘を受けるだろう人々だ。Osho p603 「飛ぶための新しい空」
私の中には新人類のヴィジョンがある。自分自身以外、他の誰になることも強要されない人、従うべき理想ではなく、自分自身の可能性を実現するための自由を与えられる人だ。
彼は野望を与えられないだろう。彼は野望を作り出す教育も与えられないだろう。それは全く有害だ。彼には何か他のものが与えられるだろう。喜び、歌い、踊り、彼の生を祝祭にする能力だ・・・・・誰とも競争するのではなく、彼自身が成長しながら。Osho p605「飛ぶための新しい空」
私がやってもやらなくても、それは起ころうとしている。進化を止めることはできない。おそらく多少遅れ、延期されるかもしれない。しかしそれを止めることはできない。前兆を読めないのは盲目の人だけだ。進化を止めることはできない。
だから誰が媒体になるかは問題ではない。しかし真実は勝ち、新人類が現れるはずだ。これは唯一の希望だ。この地球のためだけではなく、全宇宙のために。Osho p606 「飛ぶための新しい空」
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