NO BOOK; OSHO
「NO BOOK」
Osho 1989/03 The Rebel Publishing , Hard Cover
Vol.3 No.0224★★★★★
この「本」については多言を要すまい。「The OSHO Nothing Book」に連なる、空白の一冊。スーフィーの「本」とも共鳴する。もっとも、この「No Book」は、マハカーシャップの拈華微笑のイメージにも連なっている。
ここでこの本を思い出したのは、「Nothing Book」1982/04から「No Book」1989/03までの、Oshoにおける80年代は、そして、それを時代を挟む以前も以後も、ずっと、Oshoにおいては、その意識においては、まるで空白であった、ということだ。
70年代の徒花、雑誌「メディテーション」や、80年代的「精神世界の本 メディテーション・カタログ」、「世界神秘学事典 荒俣宏編」などに象徴される狂騒劇の中にあって、台風の目たる、最もセンターたるセンターにおいては、常に沈黙の音が奏でられていた。
当ブログにおいても、雑多なマーケット・プレイスにいながら、常にこの無を意識し続けることこそが肝要、と痛感する。この本の制作スタッフである、BhavenやDeva Yoshhiroの名が見えるのがうれしい。この本においても、一連のZenシリーズと同じくMeeraの絵が表紙を飾っている。
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