未来型サバイバル音楽論
「未来型サバイバル音楽論」 USTREAM、twitterは何を変えたのか
津田大介/牧村憲一 2010/11 中央公論新社 新書 253p
Vol.3 No.0230 ★★★☆☆
そもそも歌に値段をつけること自体がおかしいんじゃないかな。新宿フォークゲリラ以来、歌はもっと本質的な何か、もっと別なものとしてわが心には存在する。著作権なんて糞食らえ。ギター一本四畳半フォーク。だいたいよしだたくろうが出たあたりから音楽業界とやらがおかしくなった、などと言ってみる。
若い時に花屋さんになろうと思ったことがある。だけど、花屋さんにならなくてよかった。花屋さんになったら、花を見る度、その花の価値を値段で決めてしまいそうだ。花はナンボだっていいじゃないか。きれいだと思えば、絶対にきれいなんだもの。大根の花だろうが、野の道の花だろうが、きれいなものはきれいだ。バラだの、蓮だの、ランだのと言う花だけがきれいなわけじゃない。
だいたいにおいて、歌に値段があること自体おかしい。生まれたばかりの初孫を抱っこして、ジジバカ2号はなにかの童謡を思い出しては、歌う。聞いているのか、いないのか、だけど、じさまは一生懸命歌うぞ。歌に値段なんてあってたまるか。替え歌、うそ歌、めちゃくくちゃな歌、大歓迎。生まれたばかりの孫と発声練習。
津田大介。ツイッターとやらとともに売り出し中。この本で二冊目か。「ツイッター社会論」。当ブログにおいては、決して得点は高くない。ただ、直接話したこともあるし、講演も聞いたし、この本も宣伝していたので、すこしは義理堅く、この本には目を通しておかなくてはならないだろう。
著作権とやら、いろいろありそうだが、なんだかな~。自分は自分で好きな歌を歌うぞ。人に聞かせる歌なぞ、ホントの歌じゃない。歌は自然にでてくるもの。自然の中に溶けていくもの。風の中に消えてしまうもの、それが歌でしょう。
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