藤森照信×伊東豊雄の住宅セレクション30(vol.1) <1>
藤森照信×伊東豊雄の「住宅セレクション30」(vol.1) <1>
東京建築士会 2006/03 エクスナレッジ 単行本 139p
Vol.3 No.0264 ★★★★☆
この本もなかなか面白い。ビジュアルなものが極めて強烈に飛び込んでくる、この環境でこのデザインか。確かにそれは実験的であり、冒険的ではあって、いざ住んでみたら、決してエコでもスローでもないだろうが、それでもやっぱり、できれば住んでみたい、と思わせる家々が紹介されている。
このような起伏に富んだ山林や周辺地域でも、これだけ楽しそうな家が描けるなら、この人たちが山椒エコビレッジにきたら、絶対に虜になるに違いない。ただ、建築家、という人たちは、住む人たちから金をもらって、独創的な家を作ることを趣味(仕事か?)としている。
いや、そうではないのではないか。この人たちこそ、自分が住むべき家を作ることこそ、仕事とすべきなのだ。施主のことなど考えずに、自分の家を建ててみたらどうだ。自然のなかに、スローでエコで、そして、未来な一軒を。
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