ワンダフル・プラネット! 野口聡一
「ワンダフル・プラネット!」
野口聡一 2010/11 集英社インターナショナル/集英社 単行本 95p
Vol.3 No.0266 ★★★★☆
「宇宙飛行士が撮った『母なる地球』」とほぼ同時に出版された、著者の写真集。
これを悟りというのならば、偉い人は、地上にいてさえこういうことがわかるのかもしれない。でも僕のような凡人は、一瞬だけ地球から飛び出して、宇宙からそれを眺めた時に、やっとわかった。
地球が一つの「もの」であり、そして同時に「いきもの」であるということに。そして僕は地球に属するほんの小さな「いきもの」であると同時に、この瞬間地球と対等な存在として宇宙を旅する「もの」だということを。
地球は生きていて、命を持っているから、こんなに輝いている。自分の肉体は、本来、地球にあるはずなのにという不思議な感覚にとらわれながら、地球という自分自身の根源を、僕は宇宙の暗闇のなかで見た。p27「すべては地球にあった」
163日の間に、地球を何千周もした人の感慨である。
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