コミュニティビジネス入門 地域市民の社会的事業
「コミュニティビジネス入門」 地域市民の社会的事業
風見正三/山口浩平 2009/10 学芸出版社 単行本 206p
vol.3 No.0257 ★★★★☆
なにをもってコミュニティと呼ぶか、なにをもってビジネスと呼ぶか、ましてや、一体コミュニティビジネスとはなんだろう、と、小首を傾げてしまうことになる。ちょっと小難しそうで、学問的過ぎはしないか、と感じる。
しかしまた、地域市民の社会的事業、と言った時の、ちょっとした地味な面を、なにかハイカラに感じさせてくれるには、このような新しい言葉の造語も必要なのであろう。言わんとすることはそれほど変わりないのだが、何か新鮮な角度をもって、新たな人々をひきつける。
この本に関心を持ったのは、関係者の中に、地域の大学の教授がいたこと。彼には多くの著書はないので、この本から、その仕事ぶりをかいま見ることになる。なるほどな、こういう仕事をしているのか。
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コメント
前田裕資さま
メッセージありがとうございます。
当方、現在、新しいエコビレッジの始動に関わりを持っています。
http://yamanosho.cocolog-nifty.com/blog/
一応の理念もあり、14haの土地もあります。あとは具体的な人との関わりなのですが、地元での協力者を探しているところでした。
そんなアンテナに飛び込んできたのが、風見正三宮城大学教授でした。その縁で、貴書に触れたわけです。
当方、今だ趣味とボランティア以上のものにはなっていませんが、腰を据えて長期戦略で愉しんで行きたいと思います。
いつかはコミュニティ・ビジネスへと発展するはずなので、ご協力よろしくお願いいたします。
投稿: Bhavesh | 2011/02/27 10:19
編集を担当した前田です。
ご紹介有り難うございます。
たしかに何がコミュニティ・ビジネスなのか。
あるいは、改めてそう呼ぶ必要があるのかは難しいところです。
コミュニティ・ビジネスも、社会的事業も、もともとはイギリスの政策用語ですが、日本とはだいぶ事情、あるいは意味もことなるという面もあります。
そんななかで、それなりにコミュニティ・ビジネスを咀嚼しようとした本ですので、どうぞ宜しく。
投稿: 前田裕資 | 2011/02/27 00:51