災害時ケータイ&ネット活用BOOK 「つながらない!」とき、どうするか? 東日本大震災緊急出版
「災害時ケータイ&ネット活用BOOK 」 「つながらない!」とき、どうするか? 東日本大震災緊急出版
西田宗千佳/著 斎藤幾郎/著 2011/05 朝日新聞出版 単行本 p96
Vol.3 No.0370 ★★★★☆
1)基本的には「震災に負けない!Twitter・ソ-シャルメディア『超』活用術」とほぼ同内容。
2)「つながらない!」とき、どうするか? 基本的にはどうしようもない。電気が来ず、電波がつながらないとき、個人ではどうしようもない。つながるまで待つしかない。待つまでの体制がどうあるべきか、が問われる。一番、大事なことは、まず、落ち着くことだ。そして、隣の人に声をかけてみる。ここからがはじまりだ。
3)つながってしまえば、あとはネット市民であれば、なんとでもなる。あらゆる方法を考えるだろう。
4)家族や身内の安否確認はケータイや固定などで比較的早くできる。
5)続々と変化する環境についての報告は、やはりツイッターが便利だった。別々に複数に人に伝えるより、自分のツイッターをフォローしてね、と言ってしまうことが、一番簡単。自分の広報版になる。
6)初めての人も、ネット市民であれば、すぐにツイッター登録はできる。
7)仲間内の多くの人々の安否情報はmixiが便利だった。ただ、第三者の情報は、個人情報保護法の絡みから、客観的に流し続けることは難しい。なるべく実名を避けるとか、婉曲な表現を取って、期間を区切って行うとかの工夫が必要だ。
8)震災を機会に、連絡が途絶えていた人々のことが気になるもの。私も10年、20年ぶりに連絡をもらった人もいた。そういう意味では、災害伝言ダイヤルなどに登録しておくとか、まずは、気になる友人をそこから探してみる、という工夫も必要。
9)ようやく連絡をとれたものの、相手は被災して、トンデモない状況にあることが多いので、長電話などは避けて、最小限の確認ですませたほうがいい時もあるようだ。
10)これから予想される巨大災害の該当地域に住んでいたり、職場があったり、旅行したり、あるいは友人知人、取引先がある、という立場であれば、まずはこのような本を読んでシュミレーションしておくことは必須と言えよう。
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