東日本大震災 読売新聞報道写真集
「東日本大震災 読売新聞報道写真集」
読売新聞東京本社 2011/05 単行本・ムック p178
Vol.3 No.0374 ★★★☆☆
1)震災後ほぼ一カ月で出版されたもの。書店にはこの手の本が乱立していたから、逆にみる気には全然ならなかった。図書館の中で、一冊だけ離れたところにあって、借りてきてみれば、やはり、しげしげと見ることになる。
2)この写真集で再確認したところは、当日の地震は決して2時46分に一回だけおきたのではなかった、ということ。
3)北からいくと
岩手県沖 3月11日午後4時29分 M6.6
宮城県沖 3月11日午後2時46分 M9.0
福島県沖 3月11日午後4時15分 M6.8
茨城県沖 3月11日午後3時57分 M6.1
千葉県沖 3月11日午後3時15分 M7.4 p109参照
4)地震→津波、と単純化して考えていたが、この地震というくくりも、もっともっと細かく見ていく必要があるのだった。当然、そこから派生したと思われる津波も、決して単純なメカニズムではない。
5)そして、「原発の恐怖」p115の問題が連続する。
6)あるいは「首都圏機能まひ」p126などが起きていたことなど、東北、ましてや沿岸部にいたら、まったく気がつかないで終わってしまう可能性がある。
7)被災に大きい小さいを判断するのは難しいが、ここはやっぱり、すべての人が頑張らなければならないのだ。
8)To Our Friends Around the World Thank You for Your Support
9)なでしこジャパンのワールドカップ優勝でようやく笑顔が増えてきた日本であるが、この横断幕、実は、ドイツで初めてお披露目されたものではなかった。p155を見たら、3月29日、男子サッカー日本代表対リーグ選抜「復興支援チャリティーマッチ」、大阪市長居スタジアムですでに登場していたのだった。
10)自分のことだけで、せいいっぱい。他のことが目に入っていなかった。
11)ガンバレ、日本!のタイトルが躍る。みんな応援してくれているんだな。やっぱり、ここは、そろそろ素直に、がんばろう!日本、でいいじゃないか、そんな気になってきた。
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