歌集 森は海の恋人 熊谷龍子
「歌集 森は海の恋人」
[単行本] 熊谷 龍子 (著) 1997/04 北斗出版 単行本: 221p
Vol.3 No.0354★★★☆☆
1)「森は海の恋人」や「漁師さんの森づくり」の著書のある牡蠣の森を慕う会・畠山重篤に、「森は海の恋人」という素晴らしいキャッチフレーズを贈った人の歌集。
2)丈高くなりし夏草刈られてゆく 地球の地表のひとなつのこと p33
寺山修司のために
少しはにかんだような表情を残しつつ衿たてて汝は往きてしまえり p99
森と海と溶け合うという汽水域 朝靄のようならむ水の濃度は p159
肉厚の黄桃のような海鞘目の<海鞘(ほや)>食めば口中に海は広がる p196
何処かにカンブリア紀の風纏い牡蠣は生き継いで私の前に p196
川添いに蛍飛び交うこの村を桃源郷とひと言う勿れ p202
3)森の人、熊谷龍子の詩には、虚飾をすてた、率直な清潔さが溢れている。森にいて、味わいたい。そして、海にいて、もういちど読みたい。
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