自宅につくる震災対処PCシステム <2>放射線量測定器「ガイガーカウンター」
「自宅につくる震災対処PCシステム」 <2>節電・停電対策から安否確認まで
日経BPパソコンベストムック 2011/05 日経BP社 ムックその他 129p
1)放射線量測定器「ガイガーカウンター」p45
2)残念ながら、ガイガーカウンターは一般人の必需品になってしまったようだ。ここはひとつ、気に入った一台を手にいれておくべきか。そう思い立って、情報を集めてみようと思うのだが、まだまだ資料が足りない。
3)貧しい情報源だが、その中でも、気になったのは、この本に僅かに見開きページに紹介されていた商品群。これらをネットで検索してみると・・・。
4)BH3080 57800円 → ネット情報なし
RH800 49800円 → 22800円
SDM2000 39800円 → 22800円
FJ2000 45800円 → 19400円
RM2021 49800円 → 25000円
JB4020 57800円 → 29000円
5)この本は6月20日発行になっているが、商品情報は今年4月23日現在の、東京秋葉原での店頭価格ということになっている。
6)それをネットで検索すると、現在は、それぞれに僅か半額程度で流通しているようだ。数カ月で半額にディスカウントされるマーケットというのは、どうも怪しい。そもそもの値付けが正しくなかったのではないか。
7)周囲で購入した人は、やはり4~5万程度で購入しているようだ。早く購入する必要があった人たちはしかたかったとしても、私のような、第二弾、第三段グループは、すこし余裕を持って、品定めをしたい。
8)ネットで検索した限りは、上のリストならJB4020あたりがいいのかな、とも思うし、上のリストにはないが、ロシア製のSOEKS-01M (25600円)なんても気になる。
9)アメリカ製、ロシア製、中国製、がリストアップされているのに、日本製はなぜないのだろうか。それだけ危険度がなかったとは言わせない。それだけ原発の危険性を公表していなかったために、日本国内にガイガーカウンターのマーケットがなかったのだろう。
10)日用品大手のエステーからは10月20日に、希望小売価格15750円で発売になるということだし、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がメーカーを通じて8月末にも2万円で販売を始める、ということだ。
11)値段はこの程度で収まるのだろうか。あとは性能。信頼度、誤差、計測の時間、累積放射線量計の有無、消費電力や製品寿命などをチェックして、そろそろ必要な人は入手時期か。
12)本当は、ガイガーカウンター二台持ちになって、誤差などをチェックして、より正しい数値を把握しておくのがいいのだろう。
13)しかしまた、緊急の時期は過ぎているので、ネット上における公共の情報を参考にする程度でも、かなりのことがわかるはずだ。
14)空気や土壌の汚染状態も気になるが、これからは飲料水や食物の汚染が気になる。500ベクレル/1kgとか言われる数値についても、本当は、もっと細かくチェックしたいのだが、こちらの検査機器は個人ではとても購入できるようなものではない。
15)それにしてもである。このような情報が必要になったということ自体、とても悲しいことである。そしてなお、今後はこれらをさらに直視していかなければならないのだ。気の重いことだ。
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コメント
ほう、ほんとにでるんだ。ネタじゃないよなぁ。http://iphone-radiation-meters.blogspot.com/p/blog-page_5726.html
投稿: Bhavesh | 2011/08/16 13:04
そのうちにガイガー付き携帯が発売されるよ → ガイフォン
投稿: チダ | 2011/08/16 10:34