徹底特集「太陽光発電」なぜ今,太陽電池なのか? そのすべてがわかる Newton
徹底特集「太陽光発電」なぜ今,太陽電池なのか? そのすべてがわかる
Newton (ニュートン) 2009/09 ニュートンプレス 月刊 雑誌
No.0417★★★★☆
1) 総論的に太陽光発電を論じていても、ちっともリアリティがない。ここはそろそろ、我が家に実際に導入できるものかどうか、具体的にシュミレーションする時期に来ているのではないか。
2)まず、自分自身のことを知らなければならない。
・月間消費電力量 500kwh/月 この10年間の平均
・最高消費電力量 1000kwh/月 4人暮らしの冬場
・最小消費電力量 250kwh/月 2人暮らしの夏場
・最近平均消費電力400kwh/月 直近の2年間平均
3)この消費電力は多いか少ないか。SOHOのIT機器の消費もあるし、一部電照看板もあるので、一般家庭よりは、多めだろう。今後、家族が変動する可能性もあるが、まずは5~600kwh/月の電力を必要とするだろう。
4)対する設置場所と想定する我が家の屋根は
・ほとんど真南(やや3度ほど東寄り)
・屋根の角度 27度(残念ながら30度いかない)
・屋根面積(南側) 35m2 + 15m2= 50m2 程度(最大限として)
・西洋瓦につき設置方法を考える必要がある。
・日陰になるような建物や樹木はないが、テレビアンテナの支線の針金が鳥たちの止まり木となり、糞などで、パネルが汚れる可能性あり。
5)対する補助金は、国が1kwあたり4.8万円、県が同2.5万円(最大10万)、一部メーカーなどにより同10万円。我が家の場合、市からの補助はなし。合計1kwあたり17.3万円。3~5kwのシステムを導入する場合、およそ40~60万の補助が期待できそうではある。
6)この本には、2年前のデータではあるが、8社の商品の比較がある。p48
シャープ、京セラ、三洋電機、三菱電機、カネカ、昭和シェルソーラー、ホンダソルテック、三菱重工業
いずれも有名メーカーだが、それぞれに特徴がある。値段はモデルケースとして、330万程度~150万程度、とまちまちだが、一体何がモデルケースなのかも、まだよくわからない。シャープ、京セラは定番というところか、200~250万。三洋、三菱はもっと高価で、昭和シェル、ホンダソルテックはかなり安価。
7)投資100万(補助金を50万と見込めば150万)で、10年間で初期投資回収、という当ブログの甘い目論見は達成されるのか。
8)大雑把に言って、南屋根(角度30度)だと、1m2あたりのパネルの月間発電量は約10kwhという(p50)から、仮に30m2のパネルを付けた場合、300kwh。
9)自家消費150kwh、売電が150kwh 買電が250kwhとした場合、売電150×42円=6300円。買電が250×24円として6000円。月平均で6300-6000で、300円のプラスになるかもしれない。プラスにならなくとも、±0程度に持っていく方法はありそうだ。
10)蓄電にはいくつかの問題がある。その中の一つが、「直流を交流に変換するときの電力のロス」だ。p52
11)蓄電池の開発は遅れているようだが、当ブログとしては、ぜひそちらにも期待したい。昼時間に自宅で作った電気を、夜間に消費する、というのが究極の(というかあたりまえの)システムのように思えるのだが、まだまだ高価である。100万以上するだろう。
12)実に大雑把な、獲らぬ狸の皮算用だが、しないよりましだろう。今後、このメモを次第に絞り込んで、もっとリアリティのある試算としてみたい。
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