放射線・放射能がよくわかる本 多田順一郎
「放射線・放射能がよくわかる本」
多田順一郎 2011/07 オーム社 単行本 163p
No.0415★☆☆☆☆
放射線関連リスト
「原発・核事故に備えろ」 林 義人他 2000/02 学習研究社
「朽ちていった命」 NHK「東海村臨界事故」取材班 2006/09 新潮社
「地震 停電 放射能 みんなで生き抜く防災術」 小学館防災チーム 2011/04 小学館
「「原子力事故」自衛マニュアル」事故・災害と生活を考える会他 2011/04 青春出版社
「自宅につくる震災対処PCシステム」 日経BPパソコンベストムック 2011/05 日経BP社
「自然災害最新サバイバルBOOK」 エイムックエイ出版社 2011/05
「低量放射線は怖くない」 中村仁信 2011/06 遊タイム出版
「人間と環境への低レベル放射能の脅威」 ラルフ・グロイブ他 2011/06 あけび書房
「知っておきたい放射能の基礎知識」 斎藤勝裕 2011/06 ソフトバンク・クリエイティブ
「ガイガーカウンターGuideBook 放射能から身を守る!!」 日本放射線監視隊 2011/06 フレックスコミックス
「基本を知る放射能と放射線」 藤高和信 2011/07 誠文堂新光社
「放射線から子どもの命を守る」 高田純 2011/07 幻冬舎ルネッサンス
「放射能のウソ・ホント」 大谷浩樹・監修 2011/07 東京書店
「「巨大地震」「大津波」「放射能」から身を守る100の方法」 主婦と生活社 2011/07
「放射線・放射能がよくわかる本」 多田順一郎 2011/07 オーム社
「M9大震災サバイバル術100問100答」 山村武彦 2011/07 成美堂出版
「3.11後の放射能「安全」報道を読み解く」 影浦峡 2011/07 現代企画室
「原発・放射能図解データ」 野口邦和他 2011/08 大月書店
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1)この本もまた、当ブログの裁定ライン上では、0点の評価となる。この人にかかったら、何を言っても、誤解だ、間違いだ、心配ない、ただちに健康に影響はない、とひっくりかえされそうだ。
2)いわゆる「専門家」から見れば、にわか勉強で放射線について知ろうとしている人々の質問にこたえることなど、赤子の手をひねるように簡単なことだろう。そんな理解では、放射線はわかりませんよ、と、せせら笑われているようだ。
3)脱原発を叫ぶ急先方の人たちが、使用済み燃料や高レベル廃棄物を安全に保管する施設の設置に反対する人たちであるのは、なんとも皮肉なことです。p98「脱原発で考えなければならないこと」
4)この人の立場は、麻薬を売り込んで中毒になりかかっている人間に、もうお前は、麻薬をやり続けるしかないのだ、と、暗闇で脅しているようなものだ。まったくいい加減なやつだ。
5)今現在、地球上で、「使用済み燃料や高レベル廃棄物を安全に保管する施設の設置」することなどできない。安全に保管できない施設だから反対しているのであって、「安全に保管する施設」を発明できたら、それこそノーベル賞ものだろう。
6)この本について、もっといろいろ言おうと思っていたけど、なんだかアホらしくなってきたので、もう止める。3.11以降においても、こんな論理で生きていける、ということ自体、以前からいい加減な生き方をしてきている、ということなのだろう。
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