« 今日から始める山歩き これだけは知っておきたい初心者のための安心マニュア ブルーガイド編 | トップページ | なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の謎 クライン孝子 »

2011/09/29

原子力村の大罪 小出裕章他

【送料無料】原子力村の大罪
「原子力村の大罪」 
小出裕章/西尾幹二・他 2011/09 ベストセラーズ 単行本 255p
Vol.3 No.0476★★★★☆

1)どういう組み合わせで、これら7人の文章が一冊になったか知らないが、タイトルの「原子力村の大罪」というほど、「原子力村」はクローズアップされていない。原子力村を知りたければ、山岡淳一郎「原発と権力 戦後から辿る支配者の系譜」のほうが鬼気迫る。

2)「原発のない世界へ」の小出裕章、「福島原発の真実」の佐藤栄佐久あたりはレギュラー出演としても、南相馬市市長の桜井勝延の「東電からもらったのは被害だけ!」あたりは身につまされる。

3)西尾幹二、恩田勝亘、星亮一、という人たちがどういう人たちなのかよくわからないが、7人の最後に登場する玄侑宗久こそ、いかにも「禅的生活」のような蘊蓄話にでもなるのかな、と思ったがそうではなかった。

4)考えてみれば、玄侑宗久もまた福島人として被災しているのであった。語られていることは、現地における被災者としての叫び声だ。

5)いまひとつ焦点の定まらない本ではあるが、ここにおいて、何事かを叫ばずにはいられない、という腹の中から込みあげてくる、各人の憤怒のエネルギーを感じる一冊である。

|

« 今日から始める山歩き これだけは知っておきたい初心者のための安心マニュア ブルーガイド編 | トップページ | なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の謎 クライン孝子 »

37)3.11天地人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原子力村の大罪 小出裕章他:

« 今日から始める山歩き これだけは知っておきたい初心者のための安心マニュア ブルーガイド編 | トップページ | なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の謎 クライン孝子 »