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2011/09/01

「東日本大震災・原発事故」復興まちづくりに向けて 学芸出版社

【送料無料】「東日本大震災・原発事故」復興まちづくりに向けて
「『東日本大震災・原発事故』復興まちづくりに向けて」 私たちは何ができるのか!? 第一戦の研究者、実践者に支援への構えと基本的視座を問う 
学芸出版社(京都) 2011/07 単行本 238p
Vol.3 No.0435★★★★☆

1)エコビレッジ関連リスト

「地球の家を保つには」 エコロジーと精神革命 ゲーリー・スナイダー 1975/12 社会思想社

「パーマカルチャー」 農的暮らしの永久デザイン ビル・モリソン他 1993/09 農山漁村文化協会

「森は海の恋人」 畠山重篤 1994/10 北斗出版

「環境時代の農村整備」 エコビレッジの提案  農村生態系計画研究会 1996/08 ぎょうせい

「聖なる地球のつどいかな」 山尾 三省・他 1998/07  山と溪谷社

「人工社会」 エコビレッジを訪ね歩いて リック・タナカ (著) 2006/03 幻冬舎

「パーマカルチャーしよう!」 愉しく心地よい暮らしのつくり方 糸長浩司・他 2006/09 自然食通信社

「東北を歩く」 小さな村の希望を旅する 結城登美雄2008/07 新宿書房

「ECOシティ」 環境シティ・コンパクトシティ・福祉シティの実現に向けて 丸尾直美他 2010/05  中央経済社

「パーマカルチャー菜園入門」 自然のしくみをいかす家庭菜園 設楽清和 2010/08 家の光協会

「世界のエコビレッジ」 持続可能性の新しいフロンティア ジョナサン・ドーソン 2010/09 日本経済評論社

「がんばろう!日本 災害復興計画」 リベラルタイム 2011/06 リベラルタイム出版社

「東日本大震災・原発事故」 復興まちづくりに向けて 2011/07 学芸出版社

「『東北』共同体からの再生」 東日本大震災と日本の未来 増田寛也他 2011/07  藤原書店

「東日本大震災復興への提言」 持続可能な経済社会の構築 伊藤滋・他 2011/07 東京大学出版会

「美しい村に放射能が降った」 飯舘村長・決断と覚悟の120日 菅野典雄 2011/08  ワニブックス

「『脱原発』成長論」 新しい産業革命へ  金子勝 2011/08 筑摩書房

「脱原発。天然ガス発電へ」 大転換する日本のエネルギー源 石井彰 2011/08  アスキー新書

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2)この本、なかなか面白そうなのであるが、結局よくわからない。

3)表紙に載っている名前だけでも40名以上、何処かでシンポジウムをやったようであるが、いつ、どこでどういうタイトルでやったかよくわからない。

4)「私たちは何ができるのか!?」とサブタイトルでうたっているが、この「私たち」が曲者だ。数なくとも、この40数人の中には、「被災者」として語っている人はいないし、「東北人」として語っている人もいない。

5)敢えていうなら、「関西人」であり、「阪神・淡路大震災」体験者であり、沿岸部住民に対する、大都市市民という姿勢で語らているものがほとんどだ。

6)総論として結論されるものは何もなく、各論も、それぞれが好き勝手に話しているようでもあり、百花繚乱のにぎわいではあるが、大輪の花を咲かせているものはない。

7)3.11以後、1ヵ月から3ヵ月の間に語られたものだから、よくまとまっていないのは当然だとしても、むしろこれは、関西人であり、阪神・淡路大震災体験者であり、大都市市民だからこそ、語り得ることができた、ということもできる。

8)東北人であり、3.11被災者であり、沿岸部住民なら、こんな意見すら語ることはできないだろう。

9)そう言った意味においては、あとあとになってふりかえった時、すでにこの時点でこのような提案がされていたのだ、という貴重な資料には成り得る。

10)さて、当ブログにおける「私たち」とはなにか。地球人であり、震災をサバイバルするものであり、グローバルに生活する個人である。

11)その「私」たちは何ができるのか。

12)町づくりに関連したキーワードを見てみますと、エコシティ、コンパクトシティなどカタカタで表される言葉が多いのですが、これが、復旧を超えた新しい町のイメージのように思えます。p192五十嵐敬喜「地域自治とまちづくり条例イン東京 11/04/17」

13)エコビレッジ、エコタウン、エコシティ、エコなんたら、と似たような言葉が乱立している。それぞれ概念としてはキチンと確立したものではない。当ブログでは、いずれの意味を含めた上で、あえてエコビレッジ、という単語を選んでいきたい、と思う。

14)3.11以前にそのテーマにとりかかりつつあったということもある。それとスケールとして、個人からシティまでのジャンプには大きなギャップがある。

15)まずはエコライフ、エコハウス、などを経ながらエコビレッジにたどり着くのが精一杯、ということでもある。

16)当ブログにおける「3.11天地人」における「地の巻」の「原発・放射線問題」を集約していくと、個人で対応できるのは、ガイガーカウンター購入であり、放射線測定室運営であり、節電と太陽光発電システム設置程度のことである。

17)せいぜいその程度のことでもあるが、逆にこの辺をしっかりやっていくことしか前は見えてこないだろう、と感じる。

18)さて、当ブログ「3.11天の巻」である「地震・津波」問題を集約していくと、防災袋の点検、サバイバル訓練、そしてエコビレッジの実践、ということになるのではないだろうか。

19)地震が3月11日に起きて以来、何かをしなければならない、何をすれば良いのだろうと考えてきました。これは、私も含め多くの人がそう思ったことだと思います。p108敷田麻美「復興まちづくの基本」

20)総論として、各個人が感じたことにそれほど大きな違いはない。しかし、各論としての各個人個人の対応は千差万別あってあたりまえなのだ。

21)計画論における自然との共生は、その核心部分です。今回の東日本大震災からの復興で、この自然との共生をいかにデザインするかが、厳しく問われています。p24室崎益輝「復興計画の戦略とデザイン」

22)3.11以前から問われていることではあるが、今回、あらためて強烈に突きつけられたテーマである。

23)最終的にどんな町がいいのかを申し上げると、人と人のつながりがあって、自然のゆとりがあり、自然との共生ができる町こそが本当の安全な町と言えるでしょう。p23室崎益輝「同上」

24)当ブログにおいても、ふたたび、このテーマに向けてのアプローチを再開しよう。

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